大蔵、通産、外務の官僚が集うパーティー会場の片隅にて、外務省の上級官僚が殺害される。
その裏には政官界を股にかけた巨大な陰謀が潜んでいるかと思われたが、
主人公の若手外務官僚が解き明かした真相は。。
ミステリーとしては意外に平凡だが、外務省という特殊な舞台を存分に生かし、
全ての謎は解明しないまま迎えるエンディングは美しい余韻を残す。
点数稼ぎと保身が全てと言わんばかりの、何とも狭量な官僚たちの思考回路を
嫌というほど見せられ、それが事件の発端ともなっている。
作者は現役外交官だったが、文筆活動が元で左遷されてしまい、
ほどなく退職してしまうという経歴らしい。
理想と信念を守ろうとする二人の外交官に自身を託した、静かな内部告発小説でもあろう。
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