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城なんでも入門 (1980年) (小学館の入門百科シリーズ)

5.0 5つ星のうち5.0 5個の評価

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  • ASIN ‏ : ‎ B000J85R7Y
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年12月13日に日本でレビュー済み
城について小学生向けに、でも、決して簡単な記述にとどまらない、詳細な入門書でした。
歴史に関心を持った当時の自分にとって、まさにバイブルのような存在でした。
暇さえあれば貪るように読み、何度も何度も読みました。
今でも当時の本を所有しています。読み過ぎて破れそうなところも、テープの補修だと黄色くなるので、糊と紙で補修したり、、、それくらい大切にしてました。
著者である内藤氏の安土城に関する記述は、とても興味深く、信長好きの自分にはさらに興味を駆り立てられた記憶があります。
今ではその説は、反証が出てきてしまってますが、それでも一つの説を論ずることの必要性は十分価値があるということを教えていただいたと思います。
社会人になって最初の夏休み、発掘前の安土城跡で天守台跡に行った時、不等辺八角形なのか確認してしまいました。
城の歴史、城の様々な役割を説明してありました。
この本のお蔭で、城に関する基本的知識を得ることができ、今なお全国の城跡を訪れる際のベースになっています。

後年の話ですが、この本のおかげでしょうか
この地域に城があったら、あそこに築城するだろうな…
そう思って、その後調べたら、なるほどそこには築城されたり。
自然とそういった目が養われてました。

(列車から見てあそこには城があったらいいだろうなと思った小早川氏の新高山城や、
車から見てこの段丘なら城があってしかるべしと思ったら、大石氏(後北条氏)の高月城、
武蔵野線から見てこの地形だとあそこに城があったら理想かなと思ったら北条氏の滝の城など…)

日本の主要な城を解説している章は、他の章以上に何度も読み返し、歴史上の人物の知識も含めて、覚えた記憶があります。
いまでもあるんだ〜、この城は戦災で無くなっちゃったのか…など、感心したり残念に思ったりした記憶があります。
確か、大友氏と宇都宮氏が20何代続いたという記述を見て、
一人が何歳まで生きたとして、何百年…スゲェ!って感心した記憶があります。
また、当時放送されてた水戸黄門で御一行が行く各地の藩から城を調べ、この時代は、〇〇氏が居たんだ。。
あれ?この藩出てないぞ、もっと城があるのか?知りたい、調べないと…
テレビで放送されるあらゆる時代劇や歴史ドラマ、ドキュメントでも必ず調べる最初の本でした。
載っていない城は、図書館で、子供向けではない大人向けの書棚を探して、調べて見つけたものです。
信長時代から入った歴史でしたが、こうした「なぜ、なに、どうして」を追及していくことで、
前代は戦国~室町~南北朝~鎌倉、後代は織豊~江戸とより深く調べていく端緒に導いていただいた書籍でもありました。
そうした流れから、この本には紙面の都合上掲載されてない城がまだまだ大量にあることを知りました。

巻末には、安土城、大坂城、名古屋城、江戸城、東大寺大仏殿との比較の折込図があり、
その大きさを何度も想像してました。
実際に各城や城跡を見学した時、この図が頭に浮かびました。
中学の時、修学旅行で東大寺大仏殿を見た際、その大きさに圧巻され、言葉を失いましたが、
それに比肩する規模の安土、大坂、江戸城の大きさとはどんなにデカいのかと夢想したりしました。
この本の後、しばらくして刊行された「城郭と城下町」シリーズでさらに城の知識を得ることになりましたが、そういえば両方とも小学館の発行でしたね。
同シリーズは、「関東」を書店で立ち読みして以来、お小遣いを貯めたり、お手伝いをしてお金を貰って、発売日を書店で聞いて、予約したり、あるいは学校が終わったら急いで買いに行きました。こちらも貪るように読みましたね。

子供向けの入門シリーズでしたが、子供だけにはもったいないくらいな知識を披瀝した本であったのも事実です。
今はネットでいくらでも知識を得られますが、それは「知りたい情報」というフィルターを通しての知識です。
本は、知りたいだけではなく、「知ってほしい」というフィルターを通しての情報が一冊にまとめてあると認識してます。
食わず嫌いで知らなかった事に魅かれたり、逆にそちらに興味を抱いた事は数知れずです。
とても素晴らしい本です。城に関心のある入門者には、年齢を問わず、一読していただきたいと思います。
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