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十八世紀の精神―ルソーとカントそしてゲーテ (1979年) 単行本 – 1979/12/30

3.4 5つ星のうち3.4 3個の評価

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B000J8BVV0
  • 発売日 ‏ : ‎ 1979/12/30
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 3個の評価

カスタマーレビュー

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5つのうち3.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代、中世、近世と時代を経るにしたがって、人類文明が、現代化する。
結果的に現代文明を主導したのは西洋文明で、鍵となる出来事や人物は多いが、
現代人が産み落とされる”とばぐち”の18世紀も重要であり、独自で、華やかな色彩を持っている。
特に音楽分野と哲学思想分野。著者は、時代の星となっている人物3人を取り上げて、その関連性を示していく。

大部の著作ではないが、内容は濃い。柄谷行人的にいえば「ルソーその可能性の中心」といえる。
ルソーとカント、これほど対照的な思想家を探すのはむずかしいと著者は述べる。
でも質素なカントの部屋には、ルソーの肖像画が飾られていて、時計のように正確で乱れることがなかった
カントの日常生活の習慣を唯一乱したのが、ルソーの著作だったことを示す。
ここまでなら既知の事柄だが、著者は、ルソーの『エミール』の中に、
カントの根本理念に酷似した表現を拾い出し、両者の共鳴を浮かび上がらせる。

ゲーテとカントについても同様。
通常、カント哲学と結びつけられるのはシラーの方で、そのテーマでゲーテが登場する機会は少ない。
しかしゲーテもまた自らの深い部分で、カントの著作に「自分の中心的なテーマにより沿う先行者」の姿を見ていた。
どちらも表面の諸相を超えて、響きあう様が示されている。

なお表題にある「18世紀の精神」という言葉は、原題にはなく、日本語訳の際に付けられたもの。
本の中でも「18世紀の精神」について語られている部分はほとんどない。
むしろ「時代精神を突き抜けていく哲学の根源性」について論及しているのが本書。
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レポート
2023年8月19日に日本でレビュー済み
新装版 が出版されている。