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カスタマーレビュー
星5つ中2.6つ
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2グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年1月14日に日本でレビュー済み
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司馬遼太郎の描く明治維新の人物たちは、松陰も晋作も、龍馬も西郷も、司馬遼太郎の解釈した人物像であり、たぶん実像とはずれているでしょう。だって、会話のほぼ総ては司馬遼太郎の想像の産物ですから。だから、司馬作品を読んでいると、途中で、さすがにそれは想像たくましすぎじゃん、と思えてきます。で、本当はどうだったのだろう、と思うようになるのですが、この本は、武市について、そんなふうに本当はどうだったのだろうか、と考えたい人向きです。・・・・・著者も書いていることですが、この本は、武市瑞山の偶像的イメージを意図的に破壊することを目的としています。言い換えると、著者は、武市偶像を破壊するために、別の偶像を提示しているのであり、ここで描かれている武市が、ある部分をデフォルメされた武市であり、武市の全体像ではないということは、著者も分かっていることです。・・・・ただ、読み終え、これはこれで、司馬と同じように、想像たくましすぎじゃん、と思いたくなる部分がありました。この著者の著作だと、『志士たちの詩』の方が説得的です。
2012年1月9日に日本でレビュー済み
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武市半平太の事績を調べるための参考書として本書を一読したが、読んだ後の後味の悪さは
まさに言葉に絶するものである。著者はこの本の全編を通して、武市の生平や事績を綴りながらも、
随所において「小市民」、「出世主義」、「虚栄」などのありとあらゆる罵倒語を主人公に浴びせ、
三十七歳の若さで命を失ったこの幕末の志士を「卑怯者」・「詐欺師」と呼ばんばかりの書き方に
徹しているからである。
それはもはや武市半平太の伝記でも何でもない。「伝記」の名を借りての「武市罵倒集」以外の
なにものでもない。著者はどういう動機でこのような悪意の満ちた「伝記」もどきものを書いたかは
知る由もないが、私自身はそれを読んでからの唯一の感想はすなわち、「嶋岡晨」と名乗るこの
自称詩人の著者を、人間の名にすら値しない最低の人間として認定せざるを得ないことである。
まさに言葉に絶するものである。著者はこの本の全編を通して、武市の生平や事績を綴りながらも、
随所において「小市民」、「出世主義」、「虚栄」などのありとあらゆる罵倒語を主人公に浴びせ、
三十七歳の若さで命を失ったこの幕末の志士を「卑怯者」・「詐欺師」と呼ばんばかりの書き方に
徹しているからである。
それはもはや武市半平太の伝記でも何でもない。「伝記」の名を借りての「武市罵倒集」以外の
なにものでもない。著者はどういう動機でこのような悪意の満ちた「伝記」もどきものを書いたかは
知る由もないが、私自身はそれを読んでからの唯一の感想はすなわち、「嶋岡晨」と名乗るこの
自称詩人の著者を、人間の名にすら値しない最低の人間として認定せざるを得ないことである。