アニメは主人公などの年齢設定は低めでしたが、基本的なストーリーは、ほぼ同じです。
・アクション、アクション、またアクションの力強さ。
・「権力者」の都合で使われる「使用者」の悲哀。
むろん、エンターテインメントとして、すごいですよ。
余談ですが、スーパーファミンコンのローグ式(つまり、ランダム・シャッフル・ダンジョン式)ゲーム・ソフト『風来のシレン』にも、少し引用されてます(笑)。
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登録情報
- ASIN : B000J8VN7W
- 出版社 : 小学館 (1977/7/1)
- 発売日 : 1977/7/1
- 言語 : 英語
- 文庫 : 193ページ
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2011年6月24日に日本でレビュー済み
昭和30年代のテレビアニメ「風のフジ丸」、および久松文雄のマンガ版「風のフジ丸」の前半部分の原作である。
前半部分というのは、本作のストーリーである竜煙の書をめぐるストーリーの部分、ということだ。
アニメ版もマンガ版も、フジ丸は後半では別ストーリーが展開する。
さて、その竜煙の書をめぐっての波瀾万丈のストーリーである。
抜忍となった少年忍者、マンガ版ではフジ丸だが、本作では小太郎が、かつて生き別れた母親を捜しながら、竜煙の書の争奪とその秘密を解明するというのがメインである。
そして、悪役が風魔。
風魔三部作のあとのふたつ、「真田剣流」と「風魔」では風魔は悪役ではないのだが、本作はもっとも初期のものであるため、悪役の設定となっている。
ちょっと違和感がある。
そして、名前は共通だし、例の鼻のでかい、お茶の水博士のような変装も共通してはいるのだが、本作の小太郎と、のちの二作の小太郎は、どうも別人のように感じる。
黄金のワシなど、のちの二作と比べてファンタジー色が強いのも、本作の特徴である。
登場する忍法もまた、ファンタジー色が強い。
乱心法闇夜の術など、どうやってやるのか、理解しにくい。
しかし、その分、あとの二作と比べてスケールが大きい。
そして、忍者社会や何かの政治的な思惑やら何やらが絡んだりしてこない分、読んでいて実に楽しい。
まぎれもなく、一級のエンタテインメントである。
前半部分というのは、本作のストーリーである竜煙の書をめぐるストーリーの部分、ということだ。
アニメ版もマンガ版も、フジ丸は後半では別ストーリーが展開する。
さて、その竜煙の書をめぐっての波瀾万丈のストーリーである。
抜忍となった少年忍者、マンガ版ではフジ丸だが、本作では小太郎が、かつて生き別れた母親を捜しながら、竜煙の書の争奪とその秘密を解明するというのがメインである。
そして、悪役が風魔。
風魔三部作のあとのふたつ、「真田剣流」と「風魔」では風魔は悪役ではないのだが、本作はもっとも初期のものであるため、悪役の設定となっている。
ちょっと違和感がある。
そして、名前は共通だし、例の鼻のでかい、お茶の水博士のような変装も共通してはいるのだが、本作の小太郎と、のちの二作の小太郎は、どうも別人のように感じる。
黄金のワシなど、のちの二作と比べてファンタジー色が強いのも、本作の特徴である。
登場する忍法もまた、ファンタジー色が強い。
乱心法闇夜の術など、どうやってやるのか、理解しにくい。
しかし、その分、あとの二作と比べてスケールが大きい。
そして、忍者社会や何かの政治的な思惑やら何やらが絡んだりしてこない分、読んでいて実に楽しい。
まぎれもなく、一級のエンタテインメントである。
2006年7月1日に日本でレビュー済み
子供の時大好きだったアニメ、モノクロだったせいか?再放送が無いような?
原作本を探してもなかなか発見できず。
それもそのはず、タイトルが違っているのですから。
表紙の死神小僧を見て『ふじ丸だ』と感激しました。
サスケやワタリとは違った破天荒なストーリーが面白い。
原作本を探してもなかなか発見できず。
それもそのはず、タイトルが違っているのですから。
表紙の死神小僧を見て『ふじ丸だ』と感激しました。
サスケやワタリとは違った破天荒なストーリーが面白い。
2021年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「
風のフジ丸
」の原作に使われた……ということは「
風の石丸
」を発展させた作品です。「風の石丸」は「
甲賀武芸帳
」のリメイクですが、リメイクにあたって「柳生武芸帳」の影響で名簿だった巻物を、オリジナリティを出してガスの設計書に変えたうえに、なまじ洒落て巻物の初期状態を「玉」にしてしまっていたので、不自然なところもありました。が、本作はずっと自然になっています。
当初は「風魔忍風伝」というタイトルで、「忍者旋風」という書籍に連載されていたものですが、なぜか誌名がタイトルになってしまいました。
風魔一族、光秀の残党である忍者、秀吉と配下の美女丸、家康と配下の服部半蔵、石川五右衛門という多数の勢力が巻物を狙って乱戦を繰り広げるという内容です。すれ違いや、代わりに別の人物と出会ってしまう展開の多用なども、長編としてはうまいです。
既に忍術にリアルな解説をつけるということが行われていますが、ほどほどに「ウソ」で、忍者ものらしいアクションが楽しめます。
「 カムイ伝 」「 忍者武芸帳 」「 サスケ 」(の後半)「 ワタリ 」などのように、忍術勝負以外のテーマが強調されてるわけではないので、かえって、それら四大代表作より忍者ものっぽいのではないでしょうか。
勿論、忍者の悲惨な宿命は描かれますし、どこか武家憎しの思想もただよってますので、白土作品らしさもありますが……。
当初は「風魔忍風伝」というタイトルで、「忍者旋風」という書籍に連載されていたものですが、なぜか誌名がタイトルになってしまいました。
風魔一族、光秀の残党である忍者、秀吉と配下の美女丸、家康と配下の服部半蔵、石川五右衛門という多数の勢力が巻物を狙って乱戦を繰り広げるという内容です。すれ違いや、代わりに別の人物と出会ってしまう展開の多用なども、長編としてはうまいです。
既に忍術にリアルな解説をつけるということが行われていますが、ほどほどに「ウソ」で、忍者ものらしいアクションが楽しめます。
「 カムイ伝 」「 忍者武芸帳 」「 サスケ 」(の後半)「 ワタリ 」などのように、忍術勝負以外のテーマが強調されてるわけではないので、かえって、それら四大代表作より忍者ものっぽいのではないでしょうか。
勿論、忍者の悲惨な宿命は描かれますし、どこか武家憎しの思想もただよってますので、白土作品らしさもありますが……。