博識な小松左京氏が学者筋との連携によって書いたとの事。
例えば「日本人は好戦的民族か?」という議論。元寇にも少し触れていますが、二度の戦役の前後にクビライが使節を十数回派遣し政府の中枢と交渉するのですが、ことごとく拒絶されました。世界帝国・元を相手に実に恐れ知らずな姿勢ですがこういう史実にも触れてほしかったです。
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日本文化の死角 (1977年) (講談社現代新書) 新書
英語版
登録情報
- ASIN : B000J8XS0W
- 言語 : 英語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,253,113位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月14日に日本でレビュー済み
SF作家小松左京が書いた、日本文化の成り立ちについての考察といったところか。
もとは三菱グループの雑誌に掲載されたものだそうだ。三菱グループの人たちは、こういった文化評論を好んだのだろうか。
話は縄文文化と弥生文化の成り立ちから始まり、宗教の問題、言語の問題に加え、日本文化に世界が影響を与えながら完全には取り込まれなかったという話や、民族と文化、文明の問題といったことが、一見取り留めもなく並べられている。だが、そのどれもが日本文化とか日本人といったのもを考える時の思わぬ視点を提供してくれる。
これはきっと、小松左京が常日頃考えつづけ、生涯にわたって考えつづけたことの一つなのだろう。そして、ここで考えられたことの一部が小説化された時に、あの『日本沈没』になったのではないかと思わせられる。
これが、40年も前に書かれたものだというのが不思議でならない。
それだけ、小松左京という人はすごい人だったのだ。
もとは三菱グループの雑誌に掲載されたものだそうだ。三菱グループの人たちは、こういった文化評論を好んだのだろうか。
話は縄文文化と弥生文化の成り立ちから始まり、宗教の問題、言語の問題に加え、日本文化に世界が影響を与えながら完全には取り込まれなかったという話や、民族と文化、文明の問題といったことが、一見取り留めもなく並べられている。だが、そのどれもが日本文化とか日本人といったのもを考える時の思わぬ視点を提供してくれる。
これはきっと、小松左京が常日頃考えつづけ、生涯にわたって考えつづけたことの一つなのだろう。そして、ここで考えられたことの一部が小説化された時に、あの『日本沈没』になったのではないかと思わせられる。
これが、40年も前に書かれたものだというのが不思議でならない。
それだけ、小松左京という人はすごい人だったのだ。