(いい意味で)ごちゃごちゃしている本。
遊べる本屋である、ビレッジバンガードにおいてあった記憶があります。
確かに、そんな光景がとてもよく似合うと言ってしまえるぐらい、いろんな視点を興味本位にどんどん出していく。
この本を出してくれた出版社には感謝してもしきれないぐらい。
晴れた日曜日の朝にちょっと読んでおくと、その日がとてもハッピーに暮らせます。
生活の中の楽しさを堪能できる、くすっと笑える本。素晴らしい。
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いつも夢中になったり飽きてしまったり (1975年) -
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年11月13日に日本でレビュー済み
植草さんの著作を文庫化してくれる筑摩書房っていい会社だな。平野甲賀さんのカバーデザインもかっこいいし。
カバー裏に「男性諸氏の憧れ植草甚一!」とあって、「!」はないよなと思ったけど、ま、いいか。
植草さんの書いたものは洋書からの紹介・引用が多くて、しかも連想的記述が多いので、気を抜いていると原文に書いてあったことなのか、植草さんの感想・意見なのかわからなくなるんだけど、まあ元々読み解く系の文章ではないので、退屈しのぎに寝転がって雑誌を読んでる感覚で接すると、なんかそのゴチャゴチャ感がいい感じになってくる。
本文庫収録の書き物はファッション、本・雑誌、映画などにまつわるものもあるけれど、分量としてはジャズに関するものが多い。なので私にはよくわからない話が(感覚的には)大半を占めていたことになるんだけど、なんだかこう、そこに書いてあるアルバムが聴きたくなってくるんですね。何かにどっぷりはまって、だけどそれ一辺倒じゃない、そんな人が書いた文章だからかな。
夢中になったり飽きてしまったり。その時の気分で生きているみたいでやはり憧れてしまうのだけど、生まれ持っての審美眼だけではなくて、映画を観ながらメモをとったり、池波正太郎の小説を読んで料理屋名簿を作ったり、なんというか好きこそ物の上手なれというか。
軽いタッチの文章で一篇一篇はさらっと読めるんだけど凝縮されていて、感性の人という感じはしない。かなりの蒐集家なんだろうけど、偏執狂的な感じもしない。この本の中で植草さんがヒッチコックを引き合いに出してリラックスの効用を説いているけれど、飽きたら飽きたでちょっと息抜きをして別のものに夢中になる、そんな生き方が男性諸氏の憧れになってくるんでしょうね。
カバー裏に「男性諸氏の憧れ植草甚一!」とあって、「!」はないよなと思ったけど、ま、いいか。
植草さんの書いたものは洋書からの紹介・引用が多くて、しかも連想的記述が多いので、気を抜いていると原文に書いてあったことなのか、植草さんの感想・意見なのかわからなくなるんだけど、まあ元々読み解く系の文章ではないので、退屈しのぎに寝転がって雑誌を読んでる感覚で接すると、なんかそのゴチャゴチャ感がいい感じになってくる。
本文庫収録の書き物はファッション、本・雑誌、映画などにまつわるものもあるけれど、分量としてはジャズに関するものが多い。なので私にはよくわからない話が(感覚的には)大半を占めていたことになるんだけど、なんだかこう、そこに書いてあるアルバムが聴きたくなってくるんですね。何かにどっぷりはまって、だけどそれ一辺倒じゃない、そんな人が書いた文章だからかな。
夢中になったり飽きてしまったり。その時の気分で生きているみたいでやはり憧れてしまうのだけど、生まれ持っての審美眼だけではなくて、映画を観ながらメモをとったり、池波正太郎の小説を読んで料理屋名簿を作ったり、なんというか好きこそ物の上手なれというか。
軽いタッチの文章で一篇一篇はさらっと読めるんだけど凝縮されていて、感性の人という感じはしない。かなりの蒐集家なんだろうけど、偏執狂的な感じもしない。この本の中で植草さんがヒッチコックを引き合いに出してリラックスの効用を説いているけれど、飽きたら飽きたでちょっと息抜きをして別のものに夢中になる、そんな生き方が男性諸氏の憧れになってくるんでしょうね。