「可」とはいえ、活字は小さく、表紙も上下も薄黒く変色していました。
もう少し厳しく、「商品価値」を考えていただきますように。
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48億の妄想 (1976年) (文春文庫) 文庫
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登録情報
- ASIN : B000J987VQ
- 言語 : 英語
- 文庫 : 267ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,114,003位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 217,706位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビは、一般ウケするものしか放送しない、作らない、という構造を端的に表現すればこの小説のようになる。
2019年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自意識が肥大した社会をコミカルかつ悲惨に描いている
SNSを通じた自己表現が一般的になった現代において、よりリアリティのある小説になっている
ラストシーンはらしくないが、いい
SNSを通じた自己表現が一般的になった現代において、よりリアリティのある小説になっている
ラストシーンはらしくないが、いい
2003年5月28日に日本でレビュー済み
処女長篇、1965年刊行、文庫本第1刷76年。テレビが憲法よりも力を持ち、テレビカメラに監視され、テレビカメラを意識しすぎるあまり、自己の行動をすべてテレビ写りのために捧げる偽造生活を送る社会。ディレクター折口節夫が自分の仕事に疑問を持ち虚構から目覚めるまでを描く。この本を読むのは二度目だが第一部の落ちを忘れていて予想できなかった。ドタバタは大仕掛けだが爆発力は程々。解説は平岡篤頼。
2007年12月30日に日本でレビュー済み
筒井の初期を代表する傑作。筒井は元々演劇志望であり、その作品の登場人物は読まれていると言うよりは、観られていると言うべき言動を取る。本作はその観点を極限まで推し進めたもので、40年経った今でも色褪せていないどころか、インターネットやケイタイといったメディアの普及している現在において、更に輝きを放っている。
街中に監視カメラが設置され、人々がそれを意識し、「他人にどう見えるか」ばかりを考え、ウケを狙って演技しながら生活を送る。そんな世界を筒井風にカリチャライズした作品だが、現代人の本質を突いて鋭い。国も個人も回りに迎合する事ばかり考えている。「負け犬の遠吠え」と言う本が話題になった事があったが、そこでの評価基準も「他の女性から見た時の自分」であった。本作は自分自身の信念や独自の価値観の欠如に対する強烈な風刺であり、上述の通り、現在でも輝きを放っている点に筒井の凄さを感じる。
思えば当時、筒井自身が「時代と踊っている」と揶揄され、軽薄な作家と見做されていたが、信念と独自の価値観を持っていたのは筒井の方だったのだ。他者とのコミュニケーションの機会が増す中、自分自身のあり方を問いかけた一作。
街中に監視カメラが設置され、人々がそれを意識し、「他人にどう見えるか」ばかりを考え、ウケを狙って演技しながら生活を送る。そんな世界を筒井風にカリチャライズした作品だが、現代人の本質を突いて鋭い。国も個人も回りに迎合する事ばかり考えている。「負け犬の遠吠え」と言う本が話題になった事があったが、そこでの評価基準も「他の女性から見た時の自分」であった。本作は自分自身の信念や独自の価値観の欠如に対する強烈な風刺であり、上述の通り、現在でも輝きを放っている点に筒井の凄さを感じる。
思えば当時、筒井自身が「時代と踊っている」と揶揄され、軽薄な作家と見做されていたが、信念と独自の価値観を持っていたのは筒井の方だったのだ。他者とのコミュニケーションの機会が増す中、自分自身のあり方を問いかけた一作。
2023年6月2日に日本でレビュー済み
この作品だけでなく、当時の(と言いたいくらいのめまぐるしさ)社会や人間の問題や未来が極めて明確に視えていたのだと今更ながらに気付かされます。小説という形で警鐘を鳴らし?ても多分避けようが無いことも… 今後も評価され続ける作家であり作品群だと思います。
2014年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
道具立てが古めかしいのはクラーク先生でも同じことなのでいたしかたない。
この作品は日韓の関係を読み解くのに貴重な資料とも言える。独裁政権の頃から変わってないんだな〜と改めて思った。やはり民族性なんだろう。
この作品は日韓の関係を読み解くのに貴重な資料とも言える。独裁政権の頃から変わってないんだな〜と改めて思った。やはり民族性なんだろう。
2023年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良い との評価で買った本、全ページやけて茶色になったものが届きました。
他店と評価基準が違いすぎて笑ってしまいました。
他店と評価基準が違いすぎて笑ってしまいました。