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空海の風景〈下巻〉 (1975年)

4.6 5つ星のうち4.6 16個の評価

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    4.6 5つ星のうち4.6 16個の評価

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司馬 遼太郎
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
16グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当初文庫本を買う予定でしたが、装丁も大変綺麗でコスパも良く申し分ありません。  
大変良い買い物ができました。
本自体も読み応えがあり大満足です。
2019年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
四国遍路お大師さんのイメージを一変させ、
司馬史観が強烈に伝わる名著です。
2017年7月18日に日本でレビュー済み
唐から帰国した空海は、嵯峨天皇という詩書を偏愛するパトロンを得て歴史の表舞台に登場する。一足先に帰朝した最澄は自らに欠けている密教を学ぶべく空海に膝を屈して書物を借りる。本書は「両者のあいだが断絶するまで七年間のあいだに、記録としてのこっているだけでも三十通に近い書状」を通して、両者のやりとり、すれ違い、立場、さらに人格を俎上に載せて論じる。それは「空海の最澄への悪意に似たもの、そしてやがては痛烈な悪意に変ってゆくもの」が明らかになっていく過程である。

「長安の青竜寺において密教理論という唯一の宇宙原理の最高の体現者として、伝法灌頂という、インド様式の国王即位式を経た空海としては、精神世界の帝王のつもりでいた」「空海にとって重要なことはかれが宇宙で唯一の真理であると思っている密教体系に相手が心身をあげて服するか服さないかということ」であり、空海は「長安においては皇帝にまで名のとどいた存在であり……日本という夷びた小国の王などをさほど貴しともおもっていなかった」。以上のような記述が何回も何十回も繰り返し述べられていて、うんざりする。さらに最澄との決裂のきっかけは胸クソ悪く、どう考えても空海の人格に原因を帰せざるを得ない。

本書には「空海だけが日本の歴史のなかで民族社会的な存在でなく、人類的な存在だったということがいえる」という記述がしばしばあるが、親鸞や道元なら解るが、空海が「人類的な存在」と言われて納得する外国人がいるだろうか。本書で否定的に取り上げているラマ教(チベット仏教)の方が真言密教よりはるかに「人類的な存在」ではないか。以上のように本書は前提条件について点検がなされていない、と言うより、取材に協力した真言宗関係者の顔色を覗いすぎではないか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月29日に日本でレビュー済み
上巻ほどの難しさはなく、一気に、のめり込んで読めました。
下巻は空海のひととなり、生涯のエピソードについてかかれています。下巻の方は、小説に近い感じでしょうか。
空海は初めから天才ではなく、自分の才能を最大限引き出す力に長けていたとか、聖人君子ではなく、ドロドロした部分も沢山持っていたとか、教科書からは見えなかった部分が読めて面白いです。
傍若無人なまでのキャラの立ちかたが、素敵でひきつけられます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数十年振りに、本書を再読し、空海が天才であることがよく分かった。昔は、「山師空海」と思っていた。空海に対し、同時代の最澄は、凡才(秀才)だ。天賦の才能は、教育で授けることは出来ない。だから、高野山からは人材は出てこない。比叡山からは、400年後に、法然・親鸞、道元、日蓮等の開祖が出てくる。空海と日蓮との関連だが、日蓮は、「真言亡国」と言った。確かに、チベットは、真言宗だから当たっているかもしれない。しかし、戦前、大日本帝国が傀儡政権の満州帝国を建国した時、「南無妙法蓮華経」の幟を立て、その精神的バックボーンにしたこと、515事件、226事件の首謀者等が狂信的な日蓮信者だったことからすれば、「日蓮亡国」どはないだろうか!他者への批判は、天に唾するようなもので、全部自分に戻ってくる。