田村隆一さんの詩人ならではの鋭く絢爛な表現と
格好良さに魅せられながら、インドの光景を楽しめます。
この本はずいぶん前に書かれたようですが
著者ならではの気負いのない感性とインドの息吹が感じられる
旅心をくすぐられる本です。
おまけにユーモアも満載で、とにかく面白すぎる。
まったく、田村隆一さんという方は
どこまでも二枚目で素敵な詩はもちろんのこと
こういうお茶目なエッセイも一級ですね。
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インド酔夢行 (1976年) 単行本
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
詩人である著者の1973, 1975年のインド紀行です。
詩のようでした。
それは、著者が詩人だからなのか、インドそのものが詩だからなのか…
ただし、内容は、単なるインド旅行記であり、新味は無いとも思いました。
詩のようでした。
それは、著者が詩人だからなのか、インドそのものが詩だからなのか…
ただし、内容は、単なるインド旅行記であり、新味は無いとも思いました。
2010年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二十数年前、まだ大学生であった頃、本屋で面白い表紙の文庫本を見つけた。その名は「インド酔夢行」。読んでみると面白くて面白くて。そしてとうとうインドに旅立ってしまったのでした。わずか2週間でしたが、インドの列車とバスを乗り継いでインド亜大陸を横断(ボンベイからベナレスへ)。インドは暑く苦しく辛かったけど、・・・とっても良かった。今回講談社文芸文庫で再販となったと知りすぐに味読した。やっぱりインドは良かった。何十年たっても作者の経験したインドが自分の経験と重なってくる。引退したら「インド酔夢行」を左手にコモリン岬へ行きたいな。もう体力ないか?
2009年4月20日に日本でレビュー済み
インドに関する本を読んでいるなか、インドに対して一種のインスピレーションに近いものをこの本を読むことで得る事が出来た。
解説者の吉増剛造氏が作者の田村隆一氏のことを「日本の戦後の詩を語るときには忘れる事の出来ない、詩史上もっとも重要な詩人の1人である」というこの一言で、読む前からこの本に対する印象はヒートアップした。何しろ、近年書かれたインド関連の本はそれはそれで大変有効ではあったが、インドとインド人を感じるにはまだ明らかに不足していた。そしてこの本に出会ったのである。
文体はその当時の日本を思わせる。現代文に慣れている自分からしてみると既にノスタルジックである。一読した感想は、旅行記でありながらも、その内容と文体は特徴があるものであり一読の価値はある。現在では大きく変わったインドに焦点があたる事が多いが、この本の内容はインドの本流に触れているものであり、インドを深く、25年前という以前と現在を多角的に比較する事でより一層理解を深める事が出来ると思う。もう一度読んで良いと思った本である。
解説者の吉増剛造氏が作者の田村隆一氏のことを「日本の戦後の詩を語るときには忘れる事の出来ない、詩史上もっとも重要な詩人の1人である」というこの一言で、読む前からこの本に対する印象はヒートアップした。何しろ、近年書かれたインド関連の本はそれはそれで大変有効ではあったが、インドとインド人を感じるにはまだ明らかに不足していた。そしてこの本に出会ったのである。
文体はその当時の日本を思わせる。現代文に慣れている自分からしてみると既にノスタルジックである。一読した感想は、旅行記でありながらも、その内容と文体は特徴があるものであり一読の価値はある。現在では大きく変わったインドに焦点があたる事が多いが、この本の内容はインドの本流に触れているものであり、インドを深く、25年前という以前と現在を多角的に比較する事でより一層理解を深める事が出来ると思う。もう一度読んで良いと思った本である。