オーファンズ
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 限定版, 2006/11/22
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥5,006 |
CD, 2009/11/25
"もう一度試してください。" | 3枚組 |
—
| — | ¥11,000 |
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曲目リスト
ディスク: 1
1 | ライ・トゥ・ミー |
2 | ロー・ダウン |
3 | 2:19 |
4 | フィッシュ・イン・ザ・ジェイルハウス |
5 | ボトム・オブ・ザ・ワールド |
6 | ルシンダ |
7 | エイント・ゴーイン・ダウン・トゥ・ザ・ウェル |
8 | ロード・アイヴ・ビーン・チェンジド |
9 | プッティング・オン・ザ・ドッグ |
10 | ロード・トゥ・ピース |
11 | オール・ザ・タイム |
12 | ザ・リターン・オブ・ジャッキー・アンド・ジュディー |
13 | ウォーク・アウェイ |
14 | シー・オブ・ラヴ |
15 | バズ・フレッダージョン |
16 | レインズ・オン・ミー |
ディスク: 2
1 | ベンド・ダウン・ザ・ブランチズ |
2 | ユー・キャン・ネヴァー・ホールド・バック・スプリング |
3 | ロング・ウェイ・ホーム |
4 | ウィドウズ・グローヴ |
5 | リトル・ドロップ・オブ・ポイズン |
6 | シャイニー・シングス |
7 | ワールド・キープス・ターニング |
8 | テル・イット・トゥ・ミー |
9 | ネヴァー・レット・ゴー |
10 | ファニン・ストリート |
11 | リトル・マン |
12 | イッツ・オーヴァー |
13 | イフ・アイ・ハフ・トゥ・ゴー |
14 | グッドナイト・アイリーン |
15 | ザ・フォール・オブ・トロイ |
16 | テイク・ケア・オブ・オール・マイ・チルドレン |
17 | ダウン・ゼア・バイ・ザ・トレイン |
18 | ダニー・セズ |
19 | ジェインズ・ブルー・ウィッシュ |
20 | ヤング・アット・ハート |
ディスク: 3
1 | ホワット・キープス・マンカインド・アライヴ |
2 | チルドレンズ・ストーリー |
3 | ヘイ・ホー |
4 | アーミー・アンツ |
5 | ブックス・オブ・モーゼス |
6 | ボーン・チェイン |
7 | トゥー・シスターズ |
8 | ファースト・キス |
9 | ドッグ・ドア |
10 | レッドラム |
11 | ニルヴァーナ |
12 | ホーム・アイル・ネヴァー・ビー |
13 | プア・リトル・ラム |
14 | オルター・ボーイ |
15 | ザ・ポンティアック |
16 | スパイディーズ・ワイルド・ライド |
17 | キング・コング |
18 | オン・ザ・ロード |
商品の説明
内容紹介
"孤高の天才音楽詩人"トム・ウェイツ、7年ぶりのオリジナル・アルバム。史上初のCD3枚組でリリース。
ボブ・ディランから「密かに憧れるヒーロー」と称され、過去グラミー受賞アルバムを2枚持ち、映画のサウンドトラック・クリエイターとして、また俳優としてジム・ジャームッシュ監督やフランシス・コッポラ監督らと深い交友関係を持つ孤高の天才音楽詩人、トム・ウェイツが、初めてとり組んだ3枚組。独特の視点から3枚にコンパイルされたヴァリエーションに富んだ計54曲。
◆完全生産限定盤…CD3枚組 / 日米同時発売 / 94Pブックレット・解説・対訳付 / 海外輸入豪華パッケージ仕様 /オダギリ ジョー氏、武藤昭平氏(勝手にしやがれ)によるコメント付
----このレコードの中心は私の声だ。
酒をガブ飲みし、足を踏み鳴らし、さめざめと泣き、囁き、嘆き、喘ぎ、スキャットし、思わず口走り、激怒し、泣き言をいい、女を口説く、そのどれも上出来だ。
私の声は何にでもなれる--少女、人さらい、電子楽器テルミン、爆竹、道化、医者、人殺し、なんでもござれ。粗野にもなれるし、皮肉っぽくも、錯乱状態にもなれる。超え自体が楽器なのだ。
トム・ウェイツ
【アーティストについて】
1943年12月7日、カリフォルニア州ポモーナ生まれ。
デビューから30年以上のキャリアを通して、グラミー受賞2作を含む20枚以上のアルバムを発表、ボブ・ディランから「密かに憧れるヒーローの1人」と称され、ブルース・スプリングスティーン、ジョニー・キャッシュ、ロッド・スチュワート、エルヴィス・コステロ、イーグルス、ラモーンズ等から尊敬をこめてカヴァーされ、フランシス・フォード・コッポラ監督、ジム・ジャームッシュ監督らとも深い交友を持ち、俳優、そして映画/舞台音楽の名手としても知られる孤高の天才詩人
メディア掲載レビューほか
バーボンで潰れたようなシャガレ声で、ジャジーにブルージーに社会のドン底ライフを歌い続ける、異色のシンガー・ソングライター、トム・ウェイツ。コッポラやジム・ジャームッシュ作品の個性派脇役としても光る男が贈る3枚組アルバム。新曲30曲、レア音源24曲の全54曲を収録。 (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 15 x 13.2 x 2.4 cm; 299.38 g
- メーカー : ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- EAN : 4547366028324
- 時間 : 3 時間 10 分
- レーベル : ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- ASIN : B000JBWXNM
- ディスク枚数 : 3
- Amazon 売れ筋ランキング: - 87,774位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 15,346位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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そして時は流れ、遂に入手のチャンスが。
紙ジャケ、デジパックの域を超え、ハードカバーの94ページブックレットに、3枚のディスクは各紙スリーヴ入。まさにズッシリとした手応え。
更に、直輸入盤だから告知ステッカー貼付け、グルッと囲む帯に、キャッチコピーやプロフィールが並んでいる。
これで、さぞかし、詳細な解説が完備されているんだろうな…と、日本盤ブックレットを手に取ると、いささか薄手なのに不安を覚える。
然り、巻頭に有名人2名のうやうやしい賛辞に続いて、解説は、作者クレジットや他盤提供の事実ばかりを頼りにした、ざっと駆け足のもの。せめてもっと聴き込んだ上で、主観でいいから突っ込んだ解説をして欲しかった。
オリジナルブックレットだって、殆どが歌詞、しかもカヴァ曲の歌詞は当然ネグられており、飛び飛び、録音時期も場所も多岐に渡るのに、録音データは全くナシ、パーソネルは各ディスクに分かれて載ってるだけ。これでは不備過ぎる。写真も、キースと一緒のがあるのが嬉しいが、小さすぎ、キャプションもないから、中身と連動していない。
おかげで、他のサイトからデータを集めて、資料を補完しなければならないのです。本体の解説が一番詳しくなくてどーする。
…と、オマケや装丁への愚痴はここまで。後は、肝心の中身です。
喧騒編、叙情編、実験編、とすみ分けがなされている。色んな引き出しを、まるでトムウェイツ辞典の様相だが、サントラやオムニバスへの提供曲や他者への客演曲があるように、話題性だけではなく、楽曲単位での勝負でもあるんですね。ここから新たにオムニバスに提供された曲もあるし。全体の中の一部としてせわしなく聴き流すことなく、曲ごとの味わいを聴き込んでいきたい。
ちなみに、2009年の再発では、各ディスクを2枚のアナログに分けて収録、ボーナスディスクを付けた7枚組のボックスも出たんだと。
これに倣って、CDでもアナログの各面に合わせて数曲ずつ、聴いてます。
もしもボーナスディスクをCD化…するなら単独でお願いします。また、本編のサントラ提供曲も、新たにリミックスされてるとかどっかの資料にあった気がするし(とーぜん本体の解説にではない)、曲の長さも異なっているような…。
…トムウェイツに関して、奥の細道、重箱の隅をつつく気は、ない。ミックス違いを楽しむアーティストではないはずだ。と自分に言い聞かせ。
なっているブックレットも重厚感があります。
ほとんどは歌詞のページですが、モノクロの写真集も一部あります。
仕様は輸入版と同じだと思うので和訳が必要かどうかで
日本版にするかどうか決めると良いでしょう。
ただ何故だか本人の楽曲以外(今回はカバーも随所にあります)は、
和訳がありませんでした。特にBastards【実験編】では詩の朗読が
多くありますが、英文歌詞も和訳もありません。ネイティブには
良いんでしょうが、私にはさすがにきつかった。
内容的にはBrawlers【喧騒編】からBawlers【叙情編】の2枚は文句なしです。
感覚で言うと全体の音はRainDogからBigTimeのあたりの音に近いかなと
思いました。ただ音楽的には例のドッタンバッタンのリズムものからワルツ、
フォーク、タンゴ、カントリー、ブルース、ロカビリーと本当に幅広い。
もちろん叙情編ではトムの最高のバラードを十分楽しめます。
実験編は上述の理由で少々厳しかったけど彼の新境地を垣間見えたようで
大満足です。
女性が彼の扉を叩く時、それは救いを求める時なのではと思います。
辛くて悲しい時、TOM WAITSはいつも傍にいてくれる。
どんな悲しみや悩みにも、沢山の曲の中から必ず「これ」という救いの言葉を与えてくれる。
聖書に救いの言葉を求めるように、私はTOM WAITSにそれを求めます。
この「orphans」も、分厚い救いの書のような気がします。
TOM WAITS七変化といった感じの、様々な表情の歌がたっぷりと収録されています。
ただ、英語に疎い私は、一部の歌の対訳や歌詞の割愛は残念でした。
初めて彼の歌に挑戦される方は、ファーストアルバムからゆっくりと聴いていって下さい。
(私のように、いきなり「The Black Rider」を聴いて、引っくり返らないように)
このアルバムは、長年彼を愛してきた人達にこそ、愛されるべきアルバムなのではないかと思いました。
大事な人の誕生日カードに、TOM WAITSの歌詞を添えました。
「Jayne's Blue Wish」の一節です。
今、私を明るい方角へと導いてくれる歌です。
〜人生って、きっとあたしがこれまで愛してきた人たちが照らしてくれる道のようなもの〜
TOM WAITS、あなたも私のその一人なんですよ。
なんと三枚組の大作となりました。
三枚それぞれに「喧騒編」「叙情編」「実験編」とタイトルが
付けられていてある程度の色分けがされている様ですが、
コンセプト・アルバム的な意味合いはないと思われます。
すべてが新曲という訳ではなく、過去にオムニバス盤等に提供した
曲も収録されています。
disc1では、いきなりエルヴィスばりのフェイクに意表を
突かれました。
‘肩の力を抜けよ’っていう彼流のメッセージなのかな(笑)。
ロックンロールやR&B系の作品が中心の一枚です。
disc2は、タイトル通り哀愁のバラード群が涙を誘います。
ピアノとアコースティック・ギターの使用頻度が高いので、
往年のファンに一番アピールするのはこの辺りの楽曲でしょうね。
disc3は、舞台や映画の挿入歌や詩のリーディングなどを含む
バラエティーに富んだ内容です。
現在の作風に近い感じでしょうか。
「ディズニー名作映画音楽」でカヴァーされていた「ヘイ・ホー」
(白雪姫挿入歌)の収録が嬉しいですね。
‘このレコードの中心は私の声だ’‘声自体が楽器なのだ’と
トム自身が語っている様に、どんなスタイルの音楽でも
トム・ウェイツの音楽として消化してしまう才能には唖然とする
しかありません。
ひと言で表現するなら「トム・ウェイツ大百科」とでも呼ぶべき
作品集です。
個人的には、全体的に初期(80年頃)のアイランド・レーベル時代、
作品だと「ソードフィッシュ・トロンボーン」や「レイン・ドッグ」
などの感触に似ていると思いました。
つまり、トム・ウェイツが最も音楽性を変化させていた時代です。
これだけの大ベテランが作品作りへの情熱を失わずに前進している
のは頼もしい限りです。
きっと、トムは生涯現役なんでしょう。
「オーファンズ」は三枚組ですが、過去を振り返ったアンソロジー
ではなく次回作の序章にしか過ぎないのかもしれません。
ハイホーやラモーンズのカバーのダニーセッズなど、純粋にこの盤のために用意されたものでない曲も含むが
この時点での集大成的な作品。
この盤は実験的な内容、この盤は綺麗で聴きやすいメロディーと、大まかな作風でディスクが分かれているので
クロージングタイム等初期の才能に触れてファンになったかたにも
最近リリースされたもの中では一番親しみやすい作品ではないかと思う。
トム自身のルーツにも触れられる内容で発見も多く
且つ三枚ともクオリティは高い。
最近のトム・ウェイツ作品のリリースを行うアンチレコードは
アーティスト自身へのリスペクトが感じられてとても良い。
廉価盤的なリリースだが内容的に劣るものでは無い。
3枚組でこの値段はファンなら悩むところだが、買っておくべきだろう。
なぜなら、トム・ウェイツという人は曲のクオリティにかなりのばらつきが存在する。
難解で聞き手を拒絶するような聞きづらい曲があるのかと思えば、
信じられないリアリティで心を打ち抜く美しさを表現している曲が混在してるからである。
このアルバムもそのパターンである。
ざっと聞いた感じだとDISC1,DISC3は難解な前作『リアル・ゴーン』に近く、
DISC2は近年の『ミュール・ヴァリエイションズ』に近く、聞きやすくいわいる名曲になるものが多数存在する。
そういう意味で一部の唯一無比な光る曲をGETする為、コアなファンは買わざるを得ないだろう。
しかしながら、このアルバムはトム・ウェイツ初心者にはもちろん薦められない。
安易に手を出すとそのとっつきにくさと難解な音楽性からトム・ウェイツを敬遠してしまうだろう。
初心者はやはり往年の名作『土曜日の夜』や『クロージング・タイム』、近年の名作『ミュール・ヴァリエイションズ』がお勧めである。
曲数の正体は、元々「新作アルバム」と「未発表曲集」だったようだ。
彼自身のアルバムには未収録だったサントラ、企画盤、アーティストへの提供曲を
新作として再録し、あくまでひとつの作品として表現してくれた試みに好感。
彼の妥協のないアーティスト性を感じる。
豊富な楽曲によってこれまでの彼の芸術を網羅し総括することが出来、トムウェイツの全体像、正体が少し明らかになるかもしれない。
ご無沙汰だった70年代のファンがこの盤で「やっぱり、あの頃と変わってないのかも」と再会を果たす事象も確認されている。
ある時点で彼の音楽と離れ離れになってしまった人もこの作品で彼の様子を眺めてみて欲しい。