『歌のアルバム』が傑作揃いだったので、さすがにそれには及ばないものの
それに続く本作は幾つか聴いてきた中でも結構楽しめて聴き入ったCDです。
中でも大御所そっくりの『欲望』は傑作で、何度聴いても笑ってしまいます。これは面白い!
本人の如く声がそっくりなだけでなく、もっともらしく歌う歌詞の内容がもうたまりません。
ほんと良くできてるなあ、と感心します。完成度も高く、素晴らしいと思います。
『サンババ・トリオ』『おしゃべりレーサー』『大きな古時計』あたりも面白くて楽しめました。
このCDの中にはあの人と、あの人と、あの人と・・・と本当にそっくりな声のものがあって
それをお一人で楽しんでやっておられるのだなあ、と思うと感心するやら、微笑ましく思うやら。
『私のフォーク・メドレー』は歌うことがお好きな清水ミチコさんの本骨頂、よい出来映えです。
このCDの歌詞カードには清水さんのコメントが書いてあるのですが、これはいいですね。
これを読むと一層楽しめるので、これからも添えていただければと思います。
歌詞カードも歌詞も含め、趣向を凝らしたもので、それがわかるほど微笑ましくつい口角も上がります。
『歌のアルバム』が13年ぶりに出されたCDとのことですが、それ以降の本作も含め、昔のCDと比べて
より洗練されてグレードが上がった感があります。本人の意欲がより一層反映されたよき出来映えに
今後の期待も高まります。更なる傑作の創作を楽しみにしております!笑顔になり、元気をもらいました。