クレッグ・マクラッケン氏の『パワーパフ ガールズ』(以下・本家)を、『魔法使いサリー』・『キューティーハニー』シリーズ・『美少女戦士セーラームーン』シリーズ・『おジャ魔女どれみ』シリーズ・『プリキュア』シリーズ等を出した東映アニメーション(=旧・東映動画)が日本流にアレンジしたもの。
日本のアニメを意識した本家のスタイルもあるが、魔女っ子もの・美少女戦士ものや男児向けのヒーローアクションものを多数手がけた東映アニメーションらしく正攻法のストーリーやアクション描写は本家にも劣らない。
また東映アニメーション側から「エグゼクティブ・プロデューサー」として『おジャ魔女どれみ』シリーズ・『デジモン』シリーズ等のヒットメーカーである関 弘美氏が参加していることもあってか、スタッフに浦沢義雄氏・影山由美氏・山田隆司{=栗山 緑}氏等の縁深い面々が参加している(後に名匠・勝間田具治氏も参加)。
また声優もしかりで、レギュラー&ゲスト共に粋で豪華な面々が出演。関氏の担当(または系譜の関連)作を知る方なら、ニンマリものの起用も多い。
系譜の原点である『魔法使いサリー』生誕40周年の2006年に出した、日本(東映アニメーション)版の『パワーパフ ガールズ』。
本家との比較で辛い部分もあるだろうが、日本(東映アニメーション)の返答として観て損はない。