今作は快心の一作して、オープニングから聞く者の心をつかむ2mcsの甘くも決して嫌味のないキャッチ?かつ独創的な聖域にBRASSのメロウなサウンドがバランスよく重なり合い、エッジの効いたリズミカルなギターリフにDr&Baの安定した演奏が疾走感を生み出す技アリばかりな全13曲。満場一致で1st Full Albumとしての完成度があまりにも高く聞きごたえがあり、これもalaにとって一つの通過点に過ぎないと考えると、彼らの大きな極みを見る日が来るのは、そう遠い先の話ではないのかもしれない。
【アーティストについて】
都内在住の7人編成のROCKバンドalaはこれまでに東京という情報発信としを中心に活動し、rockを主軸brassをエッセンスとしたスタイルを提唱し、それはまるで格好良さの中にクール感をオーディエンスにイメージさせるかの様な既存のROCKとはひと味違うアプローチをしてきた。2MCS、2SAX、Gt、Dr、Baで織りなすバンドグループ感は、他とは一線を画すオリジナリティに溢れ、それは7人個々の卓越されたスキル以外にも彼らの目指す先は統一されていてこその「表れ」とも言えよう。まさに次世代の音楽シーンの牽引的な存在となるだろう。