どこまでも、とことん「生きぬく力」を描いた作品だと思います。姉妹間の美醜。延長戦の殺人。むりやり貞操を奪われた無気力感。非現実だけど、現実でもありそうなリアリティ(日本の殺人は半数が家族間だとも)。そして、好きな人のためになにがなんでも生き抜きたい。
自分の美醜を受け入れた上で、好きな人とは今世では結ばれないと諦めつつ、次世では結ばれたいという自己中心的で潔い生き方に、現在を迷いながら生きている人々への応援の作品だと思います。
今世で頑張ってる人が、もう少し自分よがりで、わがままでもいいんだよと、、、。
劇場で観てそのままDVD を買い、一度手放し、再度購入しなおした者の感想です。