こちらは2004年に発売された1stミニアルバムと同じ内容です。
宇宙というと、宇宙船が飛び交うSF映画を想像する方も多いのではないでしょうか?
きっとこの作品の中でも、宇宙船は山程飛び交っているのだと思います。
しかし少し軌道を逸れれば宇宙は、ただただ広くて、静かで、寂しくて。
発進、加速していく船。とてつもない宇宙の奥行き。
ある一線を越えたら、もう戻れるかわからない。
そんな場所を漂っているような印象も受けます。
意味ありげに囁かれる単語。飛んでくる電子音。
うねるギター、煽るベース、ドラムが叩く緊張感に、リラックスした柔らかな声が不思議と良く合っていて、心地いいです。奇妙。
この音、この声、唯一無二の作品です。
当時から現在までも、avengers in sci-fiの音楽には、宇宙が浮かぶ曲がとても多いですが、
後の作品を聴いてから、このアルバムを聴く方は驚かれるかもしれません。
このえもいわれぬ感覚は、是非実際に聴いて感じていただきたいです。