ピアノと歌う ソロシンガー。
“奏でながら歌う”でもなく“歌いながら奏でる”でもない。
“ピアノ” と ”声”が、追いつき追い越され 支えあう。
親友二人が語り合っているような、不思議なメロディラインがすばらしい。
しとしとと軒先からたれる雨音のような 『テトリス』
セピア色の純粋な思いでが ストレートに伸びる 『教室』
ジャズテイストを織り込んだ 言葉遊びがたくみな 『眠れぬ夜のシンフォニー』
心のつながりを信じて 願いを込める 『街に零れたいくつもの響き』
たった4曲なのだが、一曲 一曲 が生きているので短さは感じさせない。
今までには無い"弾き語り"を見せてくれる一枚。
心に響く歌が好きな人に ぜひ試してもらいたい作品である。