『Strawberry』、『Love Letter』などはロック色の強いアルバムだったが、
今回はバラエティに富んだ最高のポップスアルバムになっている。
サニーデイの『MUGEN』や『LOVE ALBUM』あたりの趣が感じられる。
ロックンロールな曽我部もとても良いが、やはり彼の声はメロウなナンバーに
しっくりくる。
『Strawberry』や『Love Letter』のように強烈に印象に残る曲があまりないと
言われているが、アルバムを2、3回通して聴けば、いつのまにかソウルフルで
メロウなメロディーが頭から離れなくなっていることに気付くはずだ。
全9曲というコンパクトさも良い。1回聴き終わったら、また1曲目から聴きたくなる
アルバムだ。
たくさんの人にこのアルバムを聴いてもらいたい。
以下の9曲が収録されている。
文句なしに良い曲が並んでいるが、特に「恋人たちのロック」〜「アップルソング」〜
「ラブ・セレナーデ」の流れが素晴らしい。
1. 土曜の夜
2. 3つの部屋
3. 恋人たちのロック
4. アップルソング
5. ラブ・セレナーデ
6. 幻の季節
7. どこかでだれかが
8. 東京 2006 冬
9. WINDY