前から気になってた作品だったので、今回スタンダードエディション(廉価版?ということになるんでしょうか)の発売に合わせて購入しました。
内容は期待していた以上のものでした。ホント買ってよかった!O(≧∇≦)O本作品の特徴であるFFDというシステムで描かれるストーリーは、普通のテキスト式ゲームをやっている以上に物語に引き込まれます。キャラクターも表情豊かで、生き生きとしてます。
物語はあるカルテットのメンバーが一人抜けてしまうことから始まります。その後、主人公がその才能を見出されてそのカルテットに参加し、近々行われるコンクールの出場目指してレッスンに励んでいきます。カルテットが結成したてであるのに加え、ほかのメンバーであるシャル・ユニ・スウファの三人の女の子達それぞれが何かしら悩みをもっていて、はじめは皆の気持ちがかみ合わず演奏もうまくいきません。でも、学生生活やメンバーとの交流を通して、徐々に形あるカルテットになっていきます。
そして、ストーリー全体を通して主人公のまっすぐな性格が感じ取れます。そのまっすぐさがとっても綺麗だし、かっこよく思えてなりません。シリアスな場面でも、主人公は変わらずにまっすぐなままでとても勇気づけられます。前半はギャグ要素も入った学園生活、後半はヒロインにスポットを当てた構成になっていて、主人公と二人で変わっていく彼女たちも魅力的です。
この作品で忘れてはならないのが『音楽』です。失礼ながら、クラシックで感動したのは人生で今回が初めてでした!!いろんなシステムやグラフィックの良さ、キャラの魅力にも負けない力があります。クラシック、特にヴァイオリンとかが好きな方は是非是非!聞いてみてください。私はプレイ後すぐにサントラ(”flowers”のタイトルで発売中)を買っちゃいました。それぐらい、すごくいいんです。
プレイしやすさ、ストーリー、グラフィック、そして音楽。それら全てが高いクオリティにあるこの作品、価格も低いので気になる人は一度プレイしてみてください。