見た人が優しい気持ちになれる、そんなハートウォーミングな作品です。
1941年公開の映画なので、全体にクラシックな雰囲気に満ちていますが
ストーリーや演出には、その後2回リメイクされる新鮮なアイディアが詰まっています。
私は、時代を感じさせるゆったりとした流れにユーモアが溢れている感じが気に入りました。
主人公とヒロインのやり取りも、おっとりとしていて紳士淑女的な雰囲気があります。
悪役も憎み切れない感じです。
時代背景は、とても厳しくなっていく時ではありますが、こんな映画が作られていたのですね。
そして時代が変わり戦争が終わった後、1978年にはウォーレン・ベイティによって、
設定をボクシングからアメフトに変えてリメイクされています。
さらに2002年には、クリス・ロックの主演・製作・脚本で、
今度は設定をコメディアンのチャレンジに変えてリメイクしています。
どちらも、この1941年の作品が原点であり、
原作へのリスペクトが感じられる作品となっていますのでお薦めです!
※参考情報
◆1978年版リメイク『天国から来たチャンピオン』 ウォーレン・ベイティ主演
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