そもそも、将門が関東に朝廷を移そうと思った根拠は何なのか?
それは平家が実権を握るために天皇家に娘を嫁がせていたことと無関係ではない。
つまり、将門は「平家にあらずんば人にあらず」とおごれるほど、
自分の子孫を天皇家に嫁がせていたということなのだが。
そして、石田純一(辰宮)が将門の子孫であるということは、
すなわち、天皇家の血筋であるということを表す…。
そして、時は明治、大正。
日本の首都は東京に移り、祭り事の中心も東京に移った。
つまりね、将門の子孫が治めている東京を、将門が怨むはずがないってことなんだよ。
将門の悲願は1000年の時を経て成就されてしまったわけだから。
これは、寺田寅彦(実在の物理学者)の登場で、時代が呪術から科学へ移り変わっていったことや、
加藤の呪術が不発に終わっていたというオチでもわかる。
では、なぜ「将門の怨念」などという風聞が蔓延したのか。
それは劇中でも暗示されている通り落語家、講談師といった噺家の存在が関係している。
劇中に出てくる著名な噺家といえば、
冒頭に出てきた三遊亭好楽、風水師役の桂三枝が挙げられる。
江戸以降、世情が安定してくるといろいろな娯楽が花開いたが、
そのなかで歴史上の人物の英雄譚が創作され、庶民によって消費されて
歴史認識が作られ、歪められてきた。
明治維新以後、都が東京に移ると、守護の要として将門の塚が祀られたが、
これを面白く思わない噺家が娯楽を通じて庶民の認識を捻じ曲げたというわけだ。
なぜか取り壊されない将門の塚の噂としてね。
ちなみに、風水で言うところの地脈はブラタモリで言うところの断層。
断層の上に建造物を建てると地震で地面がずれて家が倒壊する。
別に非科学的でもないのだ。
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帝都物語 [DVD]
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フォーマット | 色 |
コントリビュータ | 山寺宏一, 塩沢兼人, 伊藤礼奈, 龍田直樹, 荒俣宏, 嶋田久作, 潘恵子, 屋良有作, 麻上洋子 |
稼働時間 | 2 時間 50 分 |
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登録情報
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- EAN : 4988101129010
- メディア形式 : 色
- 時間 : 2 時間 50 分
- 発売日 : 2007/4/21
- 出演 : 嶋田久作, 塩沢兼人, 潘恵子, 麻上洋子, 伊藤礼奈
- 販売元 : 東映ビデオ
- ASIN : B000LC3QQM
- 原産国 : 日本
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2021年11月15日に日本でレビュー済み
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2023年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映像や展開とストーリーは良いのに、多過ぎる登場人物と関係性に加え時代背景も絡んで複雑になったものを、無理に135分に詰め込んだ印象。
各120分の前半と後半に分けた方がもっと良い作品になったと思う。
映画なのに冒頭で文字を読ませるのは、ダメでしょ。
読ませて良いのはスター・ウォーズだけだと思う。
各120分の前半と後半に分けた方がもっと良い作品になったと思う。
映画なのに冒頭で文字を読ませるのは、ダメでしょ。
読ませて良いのはスター・ウォーズだけだと思う。
2023年10月24日に日本でレビュー済み
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CG?のちゃちさと棒読みセリフオンパレード。アニメの方を放映してほしいな。とにかく島田久作がはまり役で有名だよね。今見ても、「あ、加藤」とか思うもの。みんな若くて、今なくなっている人もたくさん出てて、結構、有名どころの俳優オンパレード。昔に放映前に特番とかもやってて結構有名だったんだよね。で、内容だけど、何がしたいの加藤・・・ってだけなんだよね。いろんな人間巻き込んでるけど、結局、平将門を呼び覚ます一点張りで蘇らせて、だからどうしたいの?帝都を破壊してどうすんの?その辺がね…原作読んだことがないけど…
で、結局の所、近親相姦なんだよね、この話。加藤がしこもうとしてる前に、そういう関係だったんだよね、兄妹で。。アニメだとそういう描写があったはず。流石に映画じゃできんけど。最後に雪子が「お母さま、お父様」って言ってるし、奥さん(名前が出てこない)も「雪子ちゃんはあなたの子供じゃない」って知ってるし。
まあ、島田久作が不気味でした!って映画です。
で、結局の所、近親相姦なんだよね、この話。加藤がしこもうとしてる前に、そういう関係だったんだよね、兄妹で。。アニメだとそういう描写があったはず。流石に映画じゃできんけど。最後に雪子が「お母さま、お父様」って言ってるし、奥さん(名前が出てこない)も「雪子ちゃんはあなたの子供じゃない」って知ってるし。
まあ、島田久作が不気味でした!って映画です。
2023年7月8日に日本でレビュー済み
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原作がもう売っていないのでこちらで見てみましたが映画だけではよくわからない作りなのかもしれません。
あの頃は密教のおまじないがはやってたなあとか風水がマイナーだったんだなあとか思いつつ見ました。
あの頃は密教のおまじないがはやってたなあとか風水がマイナーだったんだなあとか思いつつ見ました。
2023年7月18日に日本でレビュー済み
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はっきり言ってひっかけにはまった。出演に嶋田久作とあれば、当然彼のデビュー作となった実写「帝都物語」だと受け取る。しかし届いたのはアニメ、それも画像は決してきれいとは言えず、高額のDVDだがまったく見る気がしないしこのまま廃棄する。アニメ作品であることを一言も書いていないのは悪質な販売の仕方だ。
2021年10月2日に日本でレビュー済み
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むかしVHSで借りて見たんだけどまさかのアマプラで見れるなんて笑いました。
ジャパニーズカルト映画で、この手の作品結構好きです。
なんせメガテンやデビルサマナーの根っからのファンなんでね、まさにライドウの元ネタですね。
ジャパニーズカルト映画で、この手の作品結構好きです。
なんせメガテンやデビルサマナーの根っからのファンなんでね、まさにライドウの元ネタですね。
2022年10月25日に日本でレビュー済み
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東京に眠る将門の怨霊を復活させようとたくらむ者、それを阻止せんとする者達の攻防が、明治末期、大正、昭和黎明期の首都東京を舞台にしながら描かれる近代ファンタジー作品です。
私は原作を読んでいないので、初見では大雑把な印象しかお伝えすることができませんが、役者の方々の鬼気迫る演技と、鬼や式神を見事に表現した特撮技術、明治から昭和までの東京の風景等が素晴しいと感じました。特に、嶋田久作さんが演じられる加藤保憲の悪のカリスマっぷりは必見です。
私は原作を読んでいないので、初見では大雑把な印象しかお伝えすることができませんが、役者の方々の鬼気迫る演技と、鬼や式神を見事に表現した特撮技術、明治から昭和までの東京の風景等が素晴しいと感じました。特に、嶋田久作さんが演じられる加藤保憲の悪のカリスマっぷりは必見です。
2023年3月12日に日本でレビュー済み
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劇場公開で観た時は「しきを打つ」とか「ごほうどうじ」とか仏教だか神教だかの用語が何の説明もなく飛び交う中、あっけにとられながらただストーリーについていくのがやっとだった想い出があります。その後レンタルビデオで再見し更に原作も読んで数年経ち、今回久々に観ました。面白かったですね。実相寺監督は最初から知っていましたが、美術監督に《清順ワールド》木村威夫の名を見て納得。ああこの演出にこの画。更に当時最新のデジタル合成もあれば、ミニチュア造形、ストップモーションアニメ、マペット、怪奇メイクと特撮のてんこ盛り。こんな贅沢な映画だったんですね。何の予備知識もないときついですが、味を占めると又観たくなりそうな代物です。