観る人の環境や年齢などにより評価が特に大きく変わる作品かもしれません。
「過去」の過ちを抱え「現在」に違和感を感じ「異界(逃避)」に憧れを感じる。
だけれど過去は記憶、未来は想像、どれも頭の中の物語。逃げたところで自分からは逃げられない。
だから「現在」を生きるしかない。人は「現在」にしか生きられない。
気付いてしまった自分の狡さも抱えた上で、どう生きていくか。
私はエンターテイメントとしても充分楽しめるものだと思いますが
「文脈」や「行間」を読むと更に楽しい。そんなアニメなような気がします。
キャラクターデザインについて、私は物語に沿った良いものだと思います。