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エピソード9「選ばれし者たちの運命(さだめ)!DESTRUCTION BABY状態!」は、下品で騒々しいこのシリーズにはめずらしく、錠之介とユリ、ユリとマスターの過去の因縁を描き、しんみりと結末を迎えた佳編。ところが、エピソード10「ラブアタックカレー! サオリPAIOTSU MATSURI状態!」では大根監督が再登板。冒頭のナレーションからして「視聴率変わんないから説明やめ!」と宣言し、串田アキラの歌う「風よ光よ」 も波岡一喜が代理熱唱(?)。ドラマもサブタイ通りサオリの誕生日の乱痴気騒ぎの実況中継と化す。ホストクラブでウケをとるために変身するヒーローは、おそらく特撮ドラマ史上初であろう。ところがこの時の経緯が錠之介にある決断を強いることになろうとは…。
いったいこの話のシナリオは、どこまで本気で書き込まれているんだろう? 同じく大根監督のエピソード11「怪人光臨! その名もLION-TIGER獅子虎状態!」では、「仮面ライダー555」で強い印象を残した唐橋充が豪山の使者・影丸として登場。獅子丸と錠之介からキンサチ、ギンサチを奪って異獣人ライオンタイガーに変身するという、まあようやく変身ヒーローものっぽくなってきた話。サオリに「交際を申し込む」術を獅子丸に相談する錠之介、食あたりを起こした果心居士を介抱する獅子丸。騒乱と静寂のコントラストが、いい感じになってきた。(斉藤守彦)
レビュー
伝説の特撮時代劇『怪傑ライオン丸』をリメイクしたヒーローアクションシリーズ第4巻。あやしい術を使う者に横浜のカブキモノが次々とやられているという情報を受けたジュニアは、獅子丸と錠之介に調査を命じるが…。第8話から第10話までを収録。 -- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)