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「サリー」〜「Middle Tempo Magic」の抜群のセンスと個性に衝撃を受けた私は、
「Merry Andrew」あたりから
「いい作品だけど、彼女はこれからどこに向かうのだろう？」
とちょっと心配していましたが･･･。
「shabon songs」はいい意味で予想を裏切られました！
今までの作品が「こんなこともできるんだよ」って感じであれば、
今回の「shabon songs」は初めて「安藤裕子はこうです」と言っているように感じます。
彼女の作品は初期から「自分の存在のあり方」と「人との向き合い方」を考えさせられます。
恋人でも妻でも子供でも、今だれかを深く想っている人にぜひ聴いてほしい。
「TEXAS」〜「シャボンボウル」、「安全地帯」あたりがお勧めです。
明るい歌でも泣けるし、暗い歌でも勇気付けられます。
年を取ると、流行の量産型の歌ではすぐ飽きてしまい、じっくり聴ける歌が少なくなっていましたが、
このアルバムはじっくりと煮詰められている印象で、聴けば聴くほどよくなります。
アルバム中の以前は興味がなかった歌も次々に好きになります。
どうぞじっくり聴いてみてください。
最後に、私には「SUCRE HACACHA」が斬新でした。
いつも頭の中でキラキラ回っています。
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