発売から1年足らずで300万本以上を売り上げ、「ドラクエ」シリーズや「ファイナルファンタジー」シリーズなどと並ぶ売れ行きを誇る『おいでよ どうぶつの森』。2005年度ゲームソフト販売数トップ(エンターブレイン調べ)を記録したこのゲームは、2001年にニンテンドー64用ソフトとして発売された『どうぶつの森』のDS版である。
本作からの新しい機能として、登録している友人同士で、Wi-Fi通信を使って交流することが可能となった。アイテムを交換したり、メッセージを送ったりと、遊び方も多様化。老若男女誰でも楽しめるゲームに成長している。また、季節ごとのイベントなども豊富に組み込まれ、長期的に楽しめるのでコストパフォーマスも高い。
好きなときにはじめられ、キリのいいところでいつでもセーブできるので、移動時間にもってこい。村の門を開いておけば、特別な付属品や手続きもなしに、近くでプレイしているユーザーと一緒に遊ぶことも可能である。友達作りにも役立つかもしれないというワクワク感も魅力の一つだ。
コミュニケーションツールとしての側面も持つ、外に向かったゲームソフト。タッチペンでの文字入力が少し面倒ではあるが、コアユーザーもライトユーザーも、じゅうぶんに楽しめる要素が満載だ。
(横山春菜/1980年生まれ。薬品関連企業の会社員を経て、現在は雑誌の編集&ライター)