ギターポップとかネオアコ本のベスト100とからは必ず載っていたのに、ずっと見かけたことがなくて、
LPを見つけてもめちゃくちゃ高くて買えなかった彼ら唯一の1stアルバムをついにゲットしました。
Youtubeに、フリッパーズギターが引用した「Expert From A Hippy Opera」を聴いて、その流麗な
ルイ・フィリップやハイラマズのようなポップス職人的な気質を感じ取った時から、いつか絶対に欲しい
一枚として、自分の中で常にどんな中古CD屋に行っても、ないかどうかチェックしていたほどの作品です。
このリイシュー盤には、日本語の解説もついていて、そもそもこのアルバムが自主レーベルからリリース
されていたから、これだけ長いこと再発されなかったのだということも分かりました。
実際に聴いてみて、やはりelとかコンパクト・オーガニゼーションぽい魔法のような箱庭ポップスもあるのですが、
もっと純なギターポップだと感じる曲もあり、意外にもソングライティングはファンタスティック・サムシングに近いと
思えるような端正な若々しい曲も多々あり、まさにネオアコというものの全体像がギュッと凝縮されています。
しかしこれを手に入れたというのは、何というかコレクター的に、自分にとっても一つの区切りだなあと感じますね。
いつか絶対に欲しいという作品を手に入れるというのは、ほんの少し寂しさも伴うものなんですね。