まずこのアルバムを聞く前に、前アルバムの「CHIN-ATTACK」「CHIN NEAR HERE」を聞いて貰いたいです。MACKA-CHINの色合いというものを感じていただけると思います。
CHIN-ATTACKなら、言わずもがなですが"適当強盗a.k.a春夏秋冬"(あとマッカチンイナインデスカもお勧め)、
CHIN NEAR HEREなら、「交信feat.TWIGY」「NO.253-9981」と、代表曲とも言える良い曲があります。
が、このLAST、通して聞くと何も残らない。
音は毎度ながらMACKA-CHIN独自の生音を多様していてHIPHOP独特の暗さを感じさせないという良さがありますが・・・このアルバム、暗いです。とにかく暗い。
NITRO勢からDELIとDABOが参加した「Gold Plan」も、小芝居は面白かったが曲としてはイマイチ乗り切れない。
そんな中でも良かったのは「Pleasure boat feat.TINA」と「Nude」。
「Pleasure boat feat.TINA」TINAのヴォーカルは、日本人離れした壮大さを感じさせますね。また、途中から4つ打ちになるトラックも良い感じです。
「Nude」時折入るマッカの早口ラップと狂ったビートが、斬新でした。