チャンネルNECOで放送されたので久々に観てみましたがこりゃいいわ!
傑作です。原田芳雄のGジャンGパン姿のヤクザがめちゃカッコいいんだけど
なんといっても佐藤蛾次郎がその後の「男はつらいよ」でのキャラとは真逆の
ワイルドな小悪党を生き生きと演じていてものすごく印象に残りました。
ハッキリ言って蛾次郎のための映画だと思います。
この人に実写版ワイルド7の両国を演じてほしかったくらい。
バイクを乗り回し敵対する組の経営するソープ(当時はトルコ風呂か)を
ダイナマイトで破壊するシーンの嬉々とした姿は胸がすっとするわ。
ギターの弾き語りで意外な美声を聴かせるシーンもあり見どころ満載です。
チイチイと梶芽衣子の二人がカッコよく登場してきたのにお話の中盤で
ほとんど活躍しないまま殺されてしまうのが玉にキズなので☆一つ減点しますけど
70年代プログラムピクチャーの中でも異彩を放つ傑作だと思います。
松田優作も影響を受けるわけだ。とにかく面白い映画ですよ。