エリック・ロメール コレクション 海辺のポーリーヌ [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | パスカル・グレゴリー, アリエル・ドンバール, マルガレート・メネゴズ, エリック・ロメール, フェオドル・アトキーヌ, シモン・ド・ラ・ブロス, アマンダ・ラングレ, ロゼット |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 34 分 |
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商品の説明
ハイビジョンテレシネ デジタル・ニューマスター
1983年ベルリン国際映画祭 監督賞 銀熊賞、国際批評家連盟賞
15歳の少女が経験する、ひと夏のヴァカンスの出来事。「喜劇と格言劇集」第3作。
15歳のポーリーヌは、年上で男性経験豊富ないとこマリオンと、ノルマンディーの避暑地で夏を過ごそうと別荘にやって来た。2人は海辺で昔マリオンのボーイフレンドで、いまだにマリオンのことが好きなピエールに出会った。ピエールの知りあいのアンリ、翌日知り合ったシルヴァン。シルヴァンに裏切られたと思い悲しむポーリーヌ。それぞれの恋の行方は・・・。
Pauline A La Plage 1983年 フランス
COLOR 94分+特典19分 フランス語モノラル 日本語字幕・フランス語字幕 スタンダード ドルビーデジタル 片面2層 提供:日活株式会社
特典 収録:「エリック・ロメール自作を語る《海辺のポーリーヌ》篇」、オリジナル予告篇 封入:解説リーフレット《フランス語学習に役立つフランス語字幕付き(本篇)》
監督・脚本:エリック・ロメール 撮影:ネストル・アルメンドロス 音楽:ジャン=ルイ・ヴァレロ 録音:ジョルジュ・プラット 整音:ドミニク・エヌカン 編集:セシル・ドキュジス 出演:アマンダ・ラングレ、アリエル・ドンバール、パスカル・グレゴリー、フェオドール・アトキーヌ、シモン・ド・ラ・ブロス、ロゼット cLes Films du Losange/cINA
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : フランス語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4523215007085
- 監督 : エリック・ロメール
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 34 分
- 発売日 : 2007/4/28
- 出演 : アマンダ・ラングレ, アリエル・ドンバール, パスカル・グレゴリー, フェオドル・アトキーヌ, シモン・ド・ラ・ブロス
- 字幕: : 日本語, フランス語
- 言語 : フランス語 (Mono)
- 販売元 : 紀伊國屋書店
- 生産者 : マルガレート・メネゴズ
- ASIN : B000MEXALA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 106,133位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 10,042位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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前作「美しき結婚」の主人公の従姉妹役で出ていた金髪美女が今回も主人公ポーリーヌの従姉妹マリオン役ででている。
主人公はポーリーヌだけど、だいぶ年上のお姉さんであるマリオンが、ふたりの男性の間でグダグダやりとりする様子が物語の大半を占めてる。
経験も豊富で恋の上級者?のはずなのに、悪い男アンリにだまされるマリオン。
旧友で優しいピエールからの求愛に目もくれず・・
エリック・ロメール作品で多数描かれている「追いかけられると逃げたくなる心理」がここでも炸裂・・!
ピエールは一番まともなキャラなのに、マリオンからもひどい言われようで、あまりにも気の毒、理不尽・・
そんな一部始終をみていないようでみているポーリーヌ。
しまいにはピエールを評価していたポーリーヌまでピエールをディスりまくり・・
優しいひとって、ディスられても受け止めてくれるので、どこまでも責められ、苦い汁を吸うことになるんだな・・って改めて感じました。
誰もが納得するとかいうストーリーでもないし、しょうもない男女のゴタゴタなんだけど、この脚本にはやはり魅力があります。
夏の明るい日射し、海辺の風景など、美しいです。
互いのコミュニケーションで自己表現しているような作品。
フランスの大ヒット恋愛映画『ラ・ブーム』のように
もう少し音楽に力を入れても良かったかなと思う。
『海辺のポリーヌ』というが、大半は従姉妹が中年男性2人に振り回されるお話。アンリは仕事ができて器用。嘘をつくのもうまい。ピエールは純粋だけど、ボートのインストラクターで低収入な感じ。そりゃ女性から見たらアンリのほうを選ぶでしょうね。ボートのインストで家庭を気づくのは厳しそうだし。ピエールは自信家のようだけど、その低収入では厳しいのではないのでは?と言ってあげたい。
アンリの家で鉢合わせみたいな矢口真里みたいな事件がおこるけど、その事件で出てきた嘘が例の詩の教訓にあたる。ウッディ・アレンの作品に近いが薄っぺらい感じがする。
結局夏休みでのその恋愛沙汰がポリーヌには教訓になったということであるが、高校生ならまず勉強しろと思った。そんな下らない恋愛なんて社会人になっていくらでも経験できるし。
画質は良くないが、素晴らしい映画の数々。
ありがとうAmazonプライム!というレビューを残したく書きました。
というのは、『コレクションする女』という初期作にて、ぜひ彼女で映画を撮りたいとロメールに抜擢されたアイデ・ポリトフに似てるから。15歳くらいでショートカット。監督の趣味丸出しですね。
というわけで、彼女は非常にじっくりねっちり撮影されております。こういう素直さ(?)長く続ける秘訣なんでしょうか(笑)
冒頭のシーン、別荘に車でやってくる主人公たちは、同じ構図のラストシーンで別荘を去ります。その間、ポーリーヌは少し大人になる、という物語です。
ロメールの映画では、同じ役者がよく出てますが、それがあたかもバルザックの『人間喜劇』シリーズのようなスターシステムを想起させます(役者は同じでも、演じる役柄は異なるので厳密には違いますが・・・)。違う作品で同じキャラを使いまわす、という着想を得たとき、バルザックは「俺は天才になった!」と叫んだそうですが、やはりスターシステムは不思議な効果をもたらすものですね。ロメールの映画を一気見すると、なんかキャラが持つ世界の広がりを感じました。
皆、ほんとによくしゃべります(笑)。
字幕を追って、とても大変なのでは?と心配になっちゃいますが、字幕の映画がキライでなければ、大丈夫だと思います。
というのも、ヒネリが効いてはいるものの、基本的にはシンプルな(フツウの)「恋愛における男女数名の人間模様」。常軌を逸したことはなにも起こりませんし、(もしセリフを少々難解と感じたとしても)、登場人物の「気持ちの動き」は、だれにも理解しやすい範囲のものです。
それになにしろ、「自然な流れに沿った演出」の上手さが、ロメール監督の持ち味ですから…
自分の身近なできごとを見ているようで、映画の世界へ入りやすいのです。
会話というのも…表情も、しぐさも、他の人(聞き役)の無言のリアクションも、すべて含めて会話のうち。
それを、とてもしっかりと判りやすく、しかもうっとりするほど美しく、かつ舐めまわすように(笑)エロティックに撮ってくれているのが、名匠ネストール・アルメンドロスのカメラなのですね。
…夏の海、波しぶき、庭の紫陽花、少女の肌、陽に透ける女性のブロンドの髪、踊る男女の汗…なにもかもが、美しく、生々しく、息づいています。
ロマンティック・コメディふうで、思わずニヤニヤ、それどころか私は爆笑してしまったりもしますが…
笑わそうとしたり、こっけいだったりは、そんなにないのですけど。
けっこうキツいシニカルな「目線」が、笑いを誘ってしまうようです…。
とくに本作は、15歳のポーリーヌ(アマンダ・ラングレがとてもイイです)が、グダグダした大人たちのおしゃべりに、ズバッと本質ついたセリフで切り返すのが爽快にオモシロく、可笑しいです。
すごく辛辣に、恋愛状態の男女の(愛すべき)アホさ加減を切り取って見せてくれながら、登場人物に深手を負わせない。
現実よりも、うんと優しく着地させてくれるロメールの映画が、私は好きです。
私は、最後にマリオン(アリエル・ドンパール)がポーリーヌに微笑みながら言うセリフがとくに好きなのですが。
・・・「ほんとうかどうか判らないことを(先走って)疑うのは愚かなことよ。」(字幕をちょっと変えています。)
は虫類的外観(笑)のプレイボーイ、アンリ(フェオドール・アトキーヌ)の浮気疑惑に対して…のマリオンの言葉です。。
ロメール監督はこの一言で、戯れかも知れない「夏の恋」を、晩夏の海にうまく放してくれました(笑)。
(…シニカル、辛辣などと書きましたが、監督はただただ人間観察し描写してるのであって他意はないのかも…? どうなんでしょう?)