「誰も聴いたことのない音楽を作るんだ」* まるで重力から解き放たれたかのように縦横無尽に跳ね回り、グルーヴし、時には波のように押し寄せる。ヘッドフォンの中だけで体感出来る、まさに誰も聴いたことの無い音楽がここにあります。( *渋谷慶一郎/atakdiary2006/5/13より) 音楽レーベルATAKを主宰する渋谷慶一郎が「ATAK000」以来、2年振りとなるソロアルバムを世界初のヘドフォン専用三次元立体音響CD作品として発表!音がヘッドフォンの中で縦移動する、前方から自分を通り過ぎるなど、既存のサラウンドでは不可能とされていたテクノロジーを最大限に駆使して作曲された、誰もが未体験なサウンドアート作品です。テクノロジーと音楽の進化を更新した未知の体感と構築の均衡をお手持ちのヘッドフォンでお楽しみください。 -- デジタル以後のエレクトロニクス・ミュージックの進化は、今世紀に入ってから、はっきり言えば停滞していた。その原因と考えられることはひとつではないが、いずれにせよここに遂に、ある明確なブレイクスルーが現れたという事実を、手放しで歓迎したいと思う。 個人的にも、思考を刺激されるような、言葉を駆動するようなサウンドと出会うことが、ついぞなくなってきていたと実感していたのだが、渋谷慶一郎が試みの果てに切り拓いた可能性には、心底、大いに興奮させられている。 フリークエンシー・ミュージックも、デジコースティックスも、テクノ・ミニマリズムも超えた、21世紀初めての、音楽と音響のニュー・コンセプトー〈マキシマル・ミュージック〉の登場を、ここに宣言したい。 その担い手は、このディスクに書き込まれている。 佐々木敦 -- ※お好きな再生環境でベストな音質でお聴き頂けるように製品盤にはCD再生用データのほかにAIFF 48khz/24bit、MP3 320kbpsの各フォーマットに最適なマスタリング処理を施した同作品の音楽データが収録されています。なお、本作品はヘッドフォン専用CD作品ですが特殊なヘッドフォンや装置などは必要ありません。収録されたCDデータをCDプレイヤーで再生するか、iPodやiTunes、各種MP3プレイヤーに読み込んでヘッドフォンで聴い_て頂ければ誰でも三次元の立体音響による聴取が可能です。また、御自分で簡単にインストールしてお楽しみ頂ける3種類の特製スクリーンセーバーが付属しています。 ※このアーティストについて 渋谷慶一郎 音楽家。1973年生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。 2002年、ATAK設立。音楽レーベルとして国内外の先鋭的な電子音響作品をC