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ホウ・シャオシエン監督 『百年恋歌』 [DVD]

3.9 5つ星のうち3.9 14個の評価

仕様
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新品 中古品
DVD 通常版
¥4,600
フォーマット 色, ワイドスクリーン, 字幕付き
コントリビュータ スー・チー/チャン・チェン, ホウ・シャオシエン
言語 中国語
稼働時間 2 時間 11 分

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商品の説明

【解説】
「非情城市」「珈琲時光」のホウ・シャオシエン監督最新作! あなたに会いたい――ふたりの恋人が胸焦がす、百年の恋。 1911年、1966年、そして2005年。3つの時代に生きる男と女の恋物語を極上の映像で綴った、至福の映画。それぞれの時代の恋人を演じるのは、いずれも同一の俳優たち――リュック・ベッソン製作「トランスポーター」などアジアに留まらない活躍を見せるスー・チー、そしてウォン・カーウァイ作品でも御馴染みのチャン・チェン(「ブエノスアイレス」「2046」「愛の神、エロス」)。これは、ホウ・シャオシエンがこれまで築き上げてきたキャリアの集大成とでも言うべき作品である。特に1966年を舞台としたストーリーは、「恋恋風塵」など80年代のホウ・シャオシエン映画を彷彿させるノスタルジックな雰囲気に満ち満ちており、観る者を一瞬にして、過ぎ去ってしまった懐かしい過去へと招き入れてくれる。と思えば2005年編では、紛うことなき現在の大都市台北の息吹が生き生きと感じ取れる。ひとつところに収まり切らないホウ・シャオシェンの多様な魅力が凝縮された傑作である。 ★06年秋、シネスイッチ銀座他、全国ロードショー公開作品。
【ストーリー】
1966――[恋の夢]
兵役を控えた若者は、高雄のビリヤード場にやってきたシウメイと出会い恋に落ちる。休暇が取れた若者は、真っ直ぐに彼女が働くビリヤード場へと戻ってきたが、彼女の姿はない。シウメイの足跡を追って、若者はバスに乗る・・・・・・「煙が目にしみる」などオールディーズのナンバーにのせて、あふれる夏の光、樹々を揺らす風が、恋の予感にときめく若い二人を切なく彩る。
1911――[自由の夢]
遊郭に通うチャンと芸妓との間には、いつも穏やかな時が流れ、芸妓と客という以上の深い想いが通い合っていた。しかしチャンは彼女を妾として迎えることを拒み、革命家と合流するため、日本へと旅立つ。即興で演奏されたピアノ曲と芸妓の唄の響きが、秘められた恋情を吐露する。
2005――[青春の夢]
歌手のジンは、カメラマンのチェンと出逢い、激しく惹かれあう。しかしジンには同性の恋人がいた。ジンの心が離れて行ってしまうのを感じた恋人は、彼女なりのやり方で三角関係に終止符を打とうとする。激しく愛を渇望しながら傷つけあってしまう恋人たち。大都会台北を舞台に、若者たちの行き場のない渇きと痛みが胸に迫る。
【ホウ・シャオシェン(候孝賢)】
台湾そしてアジアを代表する映画界の巨匠。1947年生まれ。80年に「ステキな彼女」で監督デビュー。「冬冬の夏休み」(84)「恋恋風塵」(87)など少年期の記憶を巡るノスタルジックな傑作を連打。そして「非情城市」(89)でヴェネチア映画祭グランプリを受賞。「戯夢人生」(93)「好男好女」(95)と台湾の歴史に目を向けた作品を連続して発表。「フラワーズ・オブ・シャンハイ」(98)「ミレニアム・マンボ」(01)などの作品を経て、前作「珈琲時光」(03)では一青窈を主演に迎えて日本での撮影を敢行。今後の最新作は、パリで撮影されたジュリエット・ビノシュ主演の「赤い風船(原題)」。

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 中国語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19 x 13.6 x 1.4 cm; 99.79 g
  • EAN ‏ : ‎ 4985914752237
  • 監督 ‏ : ‎ ホウ・シャオシエン
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ワイドスクリーン, 字幕付き
  • 時間 ‏ : ‎ 2 時間 11 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/4/20
  • 出演 ‏ : ‎ スー・チー/チャン・チェン
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 販売元 ‏ : ‎ 竹書房
  • ASIN ‏ : ‎ B000MMLP6O
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 14個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
14グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年8月26日に日本でレビュー済み
韓流と比較してみたり中国史を学べなどの浅いレビューがあるが、監督の意図が全く理解できてない観客としては感性に乏しい層の人たちなんだろうと思う。
2015年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商品の状態には満足しています。一度見たかった作品でしたので手に入れられて良かったです。
2007年12月19日に日本でレビュー済み
「花様年華」を見た後だったのが悪かったのか、ぬるい作品に思えた。
映画全体を貫く美意識を感じない。中だるみというか、退屈してしまう部分が何度もあった。
タイトルも作品と微妙に合っていない気がする。
2007年2月1日に日本でレビュー済み
 本作は侯監督の集大成とでも言うべき作品で

第一部「恋愛夢」は「恋恋風塵」の再構成、

第二部「自由夢」は「フラワーズ・オブ・シャンハイ」の圧縮版、

第三部「青春夢」は「ミレニアム・マンボ」の姉妹編といった趣です。

 三部でそれぞれ異なる人物に扮した舒淇の演技が大変素晴らしく、

第一部の恋する少女、第二部の哀婉な芸妓、第三部の鬱屈した現代女性の

どの役にも違和感なく演じ切っています。

 張震は全編を通してあまり演技に大きな変化が感じられず

特に芸妓と心を通わせる高官に扮した第二部では

「フラワーズ・オブ・シャンハイ」で類似した役を演じた梁朝偉と比べると

表情に乏しく演技の硬さが目に付きます。

 しかし彼の端正で凛々しげな風貌が

そうした生硬さを清潔感や気品に転化させてもおり

客観的には不誠実な行動にも反発や嫌悪を起こさせない点では

一貫して配役に相応しいと言えます。

 三篇とも映像の質感は変わりますが、

それぞれ重厚な色彩を持っており、

この映像を見るだけでも十分眼福でした。

特に第二部は舞台が室内に限定されていますが、

古い建築を再現したセットと伝統衣装のきらびやかな高級感が

最後まで目を楽しませるばかりでなく、

その中に佇むヒロインの儚さや物悲しい美しさを引き立てています。

 しかし、こうした俳優と映像の素晴らしさにも関わらず、

映画全体としては個人的にあまり入り込めず、

一部一部は実質一時間足らずなのにしばしば冗長に感じました。

元より侯監督の作品は商業主義的な要素を度外視する傾向にありますが、

この作品では技巧に走り過ぎ、独自の手法の完成を優先し

自己完結に陥っている印象を受けます。

 第二部で急に現実の音声が入る演出や

第三部で三人の女性登場人物がそもそもの年配が被る上に

似た様なロングヘアにしているため

遠巻きに写すと誰なのか判別し辛いカットなど

肝心の観客を置き去りにしていると感じる場面が見ていて何度かありました。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
みっつの時代、それぞれの恋が物悲しく、かつ美しい。
特に第2部は必見である。
なんと、いまやほぼ目にすることのないサイレント形式で、しかもこれが絶品なのだ。
映画の本質的な美しさに触れられる傑作。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月27日に日本でレビュー済み
第一部”恋愛の夢”
舞台は1966年の台湾。青年はビリヤード場で働く娘に恋をする。軍隊の休暇中に会いにくるが、娘はすでに他の土地へ。彼女の足跡をたどり青年はバスに乗る。
昭和時代の日本を思わせるような懐かしさを感じる台湾。恋の始まる期待と不安の入り交じった、まだちょっとぎこちない二人の表情。雨の中、一本の傘の中で初めて手をつなぐふたり。自分自身もン十年時が戻ったように、胸がキュンキュンした。
「煙が目にしみる」「Rain and Tears」など音楽も秀逸。
第二部”自由の夢”
時代は遡り1911年、台北の遊郭の女と革命家の青年。ふたりの間には、ただの芸妓とお客の関係を超えた深い信頼があるようだ。
すべて屋内の撮影である事、サイレント形式である事がこの時代の風俗をより鮮やかに伝えている。青年役チャン・チェンの剃髪姿?(前半分の髪を剃り、長くのばした後ろ半分を三つ編みに)がものすごく似合っている。
結局青年は芸妓を妾に迎える事なく、革命に身を投じていく。青年からの手紙を読み、女は目に浮かべた涙を拭う。スー・チーのなんと美しいこと!凛とした高貴なたたずまいが印象的!
ここでも音楽が重要な役割を果たし、現代的なピアノ曲と芸妓が中国の弦楽器を奏でながら歌う歌が秘められた思いを伝える。
第三部”青春の夢”
2005年台北。いきなり男と女がタンデムで現代の台北のハイウェイをバイクで疾走するシーンから始まる。歌手のジンは同性の恋人が、カメラマンのチェンもやはり恋人がいるがどちらもあまりうまくいっていない。そんな中ふたりは出会い激しく惹かれ合う。
恋をしているのに幸せでない。生きて行くこと自体が苦しそう。得体の知れない不安感を漂わせた若者たちの、陰鬱で無表情な感じが、現代を象徴しているように思う。東京にもこんな子たちがたくさんいる。なんだか痛々しくて見ていられない。
映像も一部、二部から比べると色がない感じ。いきなり三部で現実に戻され衝撃を受ける。

主人公は三つの時代とも同じ俳優が演じているが、とくにスーチーが見事に三人の女を演じ分けていて素晴らしい。

『百年恋歌』の原題は《最好的時光》、"もっとも素晴らしい時"という意味合い。たしかに一部、二部は「人生最良のとき!」という感じ。
三部はそうではないと感じるのだが、このパートがあるから前の二つが鮮やかに輝いている。ホウ・シャオシエンという監督をこの映画で初めて知ったが、監督が一番描きたかったのは実はこの第三部なのではと感じた。

この映画をきっかけに台湾映画を見るようになった。思い出深く、そして大好きな映画である。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月1日に日本でレビュー済み
1911年、1966年2005年。3つの時代に生きる男と女の恋物語を同じ俳優の組み合わせで撮ったオムニバス形式の映画。

台湾監督の作品はあまり観たことがないが、この作品は「余白」をうまく生かして、派手ではないが、味のある映画に仕上がっている。

小津安二郎、「青いパパイヤの香り」とか淡々としているけど、そこから見える何かが好きなヒトに。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年3月18日に日本でレビュー済み
◇ 1966年 恋愛の夢

ある人への思いに気づいたら、

野を越え山を越え好きと言おう。

そういう真っすぐな気持ちって

いいものだなぁと思いました。

◇ 1911年 自由の夢

男の髪をすくシーンが心に残る。

この場面はなんとも言えなかった。

自由になれなかったヒロインの

美しさと切なさにグッときました。

◇ 2005年 青春の夢

自由で恋愛もしているのに、

満たされない心が悲鳴をあげている。

2005年の若者たちの失ったものが、

1966年、1911年には確かにあった。

バラバラなようで繋がっている物語、

スー・チーの美しさに酔える映画だった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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