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9月に公開された映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」とのリンクを果たした「ウルトラマンメビウス」は、物語も佳境に入り、ウルトラ兄弟も重要な役割で画面に登場する。29、30話に登場したウルトラマンタロウに続いて、第34話「故郷のない男」では、ウルトラマンレオが登場。光波宇宙人リフレクト星人討伐のため、メビウスに戦いの極意を伝授する。これは単にレオがメビウスを助けるイベント的な展開ではなく、レオの人間体であるおおとりゲンが再び姿を見せ、かつて彼がモロボシ・ダンの厳しい教えを受けたように、ゲンもまたミライを厳しいまなざしで導いていく。真夏竜は、実に32年ぶりにおおとりゲンを演じる。しかも「ウルトラマンレオ」第1話においてマグマ星人と双子怪獣に沈められた悲劇の島・黒潮島に雲水の格好で登場。「レオ」でのダンの名台 詞「その顔はなんだ。その目はなんだ。その涙はなんだ。お前のその涙で、この星を救えるのか!?」をミライに言い放つ様は、見ているこちらの気も引き締 まるほど。リフレクト星人との対決シーンにおける、レオの連続トンボ切りを横移動で捉えたあたりは、レオの初代スーツアクター・二家本辰巳へのオマー ジュか。(斉藤守彦)