今から十年以上前、ストレイテナーというバンドが着々と知名度を上げていく中でリリースされたのが今作で、そこで私は初めて彼らのアルバムを聴いたのですが、まさに勢いに乗って出された作品といった印象を受けました。
アルバムの序盤から分かりやすくその「勢い」を受け取ることができます。冒頭を飾る『CLARITY』で打ち込みのサウンドを駆使しつつメランコリックな雰囲気を見せたかと思いきや、続く『TRAIN』は歌謡曲的なメロディを聴かせるパンクナンバーになっていますし、その次の『SIX DAY WONDER』ではピアノをメインとした透明感のあるサウンドを……といった風にバリエーション豊かでインパクトのある楽曲が次々と繰り出されます。それ以降も、跳ねたリズムで進めるポップチューンの『GHOST OF CHRISTMAS PAST』やギターリフで引っ張っていく全英語詞のロックナンバーの『BERSERKER TUNE』、気だるげな雰囲気の中に「語り」が差し込まれる『LIVES』のように、曲ごとに様々な表情を見せてくれます。
焦燥感のある『AFTER THE CALM』で最後に向かって盛り上げていき、壮大で神秘的なバラードの『MARCH』で締めるという構成も見事。これにより、一見バラバラに見える収録曲群が伏線となって最後に回収されるような印象を受け、「一作のアルバム」としての作品性もしっかりと存在するように思えます。
あらゆる方向性の楽曲が収録されていることにより、バンドとしての個性がやや見え辛いところもありますが、それが気にならないほどの完成度の高さを誇るアルバム。彼らの「器用さ」がかなり良い感じで前面に押し出された作品になっているのではないでしょうか。
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曲目リスト
1 | CLARITY |
2 | TRAIN |
3 | SIX DAY WONDER |
4 | BIRTHDAY |
5 | GHOST OF CHRISTMAS PAST |
6 | BERSERKER TUNE |
7 | REST(□) |
8 | LIVES |
9 | AFTER THE CALM |
10 | MARCH |
商品の説明
内容紹介
Limited Edition Japanese pressing of this album comes housed in a miniature LP sleeve. 2007.
Amazonレビュー
3人組ギター・バンドの4枚目。これまでは爆音ギターを中心とする緊迫感に満ちたサウンドが身上だったが、本作で音の幅が格段に広がった。打ち込みや鍵盤楽器が以前よりも増えて随所で効果的に使われ、ギターもラウドなだけではなくアルペジオを多用したり、リズムもゆったりした曲が目立つ。特に、シンセ中心のひんやりした音にラップをのせた「Lives」や、エレピをフィーチャーしたセンチメンタルなメロディーの「Six Day Wonder」などが象徴的だ。それでいて持ち味の疾走感や焦燥感は失われていないし、ラストの壮大なバラードも説得力がある。より奥深い表現力を獲得し、バンドとしての成長を示す作品といえるだろう。(小山 守)
メディア掲載レビューほか
今、注目の3人組ロックバンド、ストレイテナーの通算4枚目のアルバム。ファンタジックなポップチューン「BERSERKER TUNE」、2007年第1弾シングル「SIX DAY WONDER」、バレンタインデーにリリースされたミディアムチューン「TRAIN」を含む全10曲を収録。 (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.2 x 12.4 x 1 cm; 101.21 g
- メーカー : EMIミュージック・ジャパン
- EAN : 4988006209930
- 製造元リファレンス : 43190-308540
- 時間 : 44 分
- レーベル : EMIミュージック・ジャパン
- ASIN : B000MQ51LA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 45,464位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 16,377位J-POP (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
重要なお知らせ
原材料・成分
Example Ingredients
使用方法
Example Directions
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年11月13日に日本でレビュー済み
2012年1月21日に日本でレビュー済み
前作「Dear Deadman」からストレイテナーを聴き始めた私でしたが、聴き始めた当時でもすんなり入って行けるアルバムでした。
かといって、前作から何も変わってないワケではないんです。確実に進化しています。
前作までのサウンドやメロディづくりを踏襲し、その上で幅を広げて、より深みのあるアルバムになっていると思います。
激しい曲、静かな曲と全体的なバランスもよく、統一感がある、というのはよく分かります。
1曲1曲を見てみても、耳に残りやすく、呑み込みやすい曲ばかり。
雰囲気は変わっているのに、すんなり入って行ける、この完成度はすごい!
「Dear Deadman」と併せて、初めてストレイテナーを聴くという方にオススメの1枚です!
聴いたことがないのなら、とりあえず聴いてみてください!
かといって、前作から何も変わってないワケではないんです。確実に進化しています。
前作までのサウンドやメロディづくりを踏襲し、その上で幅を広げて、より深みのあるアルバムになっていると思います。
激しい曲、静かな曲と全体的なバランスもよく、統一感がある、というのはよく分かります。
1曲1曲を見てみても、耳に残りやすく、呑み込みやすい曲ばかり。
雰囲気は変わっているのに、すんなり入って行ける、この完成度はすごい!
「Dear Deadman」と併せて、初めてストレイテナーを聴くという方にオススメの1枚です!
聴いたことがないのなら、とりあえず聴いてみてください!
2010年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここからキーボードが増えたんですね。
4人になる布石と言えるでしょうか。
ただストレイテナーはCDでは分かりづらい。
この前ライブに行ったら、なんかきれいなシーンがあって
感動しました。
4人になる布石と言えるでしょうか。
ただストレイテナーはCDでは分かりづらい。
この前ライブに行ったら、なんかきれいなシーンがあって
感動しました。
2009年3月2日に日本でレビュー済み
最近J-ROCKに興味を持ち始めているんですが、ある人に薦められ購入したのがこのアルバム。
一口に言って芸術的だなって思いました。
最近の音楽って、ロックってかっこよくなきゃだめとかいう人が多いんですけど絶対違います。
音楽は芸術です。
ピアノの効いたサウンド、美しいメロディ、それに呼応するギターサウンド、
普遍的事実を追及した歌詞、コンセプト性のある内容、ピンクフロイドの狂気を思わせるトライアングルが印象的なジャケット、それぞれの曲にデザインされた歌詞カード・・・
これぞトータルアート。
このアルバムは芸術的というにふさわしい素質を持っていると感じました。。
特にこの歌詞が本当にいい。恋とか生とか単純なものじゃなく深い。
暗の自分のなかに本当の自分を見つけ出そうとしているようで、自分に重なることがすごく多い。
目に見える世界なんて嘘だらけ・・・ほんとにそうだ。一部の国のみの平和、政治家とか、マスコミとか偽善者たちがうずめく世界に自分たちは生きている。
それでも心はここにある、それだけで揺らぐことはない
これだけが真実だ。ここに光はある。
一口に言って芸術的だなって思いました。
最近の音楽って、ロックってかっこよくなきゃだめとかいう人が多いんですけど絶対違います。
音楽は芸術です。
ピアノの効いたサウンド、美しいメロディ、それに呼応するギターサウンド、
普遍的事実を追及した歌詞、コンセプト性のある内容、ピンクフロイドの狂気を思わせるトライアングルが印象的なジャケット、それぞれの曲にデザインされた歌詞カード・・・
これぞトータルアート。
このアルバムは芸術的というにふさわしい素質を持っていると感じました。。
特にこの歌詞が本当にいい。恋とか生とか単純なものじゃなく深い。
暗の自分のなかに本当の自分を見つけ出そうとしているようで、自分に重なることがすごく多い。
目に見える世界なんて嘘だらけ・・・ほんとにそうだ。一部の国のみの平和、政治家とか、マスコミとか偽善者たちがうずめく世界に自分たちは生きている。
それでも心はここにある、それだけで揺らぐことはない
これだけが真実だ。ここに光はある。
2007年3月8日に日本でレビュー済み
曲調だけ聴いてると全くバラバラなのに、このアルバムの統一感はなんだろ。
突っ走ってもいて、水の底に沈んでたりもして。
でも、其処には必ず3人の姿が映ってる。
テナーの作品だからいつでも☆5つを付けてる訳じゃない。
M7やM8の様に今までと全く違うタイプの曲でも真っ直ぐ刺さったから。
今まではひたすら吹き飛ばされていたけど。
圧倒的な熱いテンションにやられてたけど。
染みる。
元々メロウなホリエくんの声が優しく、悲しく伝う曲。
もちろん今までの感覚のアッパーな曲のクオリティーも凄い。
ひなっちのベースはもう響きまくって。
シンペイくんのドラムは激しく走りまくって。
最高にカッコいい。
突っ走ってもいて、水の底に沈んでたりもして。
でも、其処には必ず3人の姿が映ってる。
テナーの作品だからいつでも☆5つを付けてる訳じゃない。
M7やM8の様に今までと全く違うタイプの曲でも真っ直ぐ刺さったから。
今まではひたすら吹き飛ばされていたけど。
圧倒的な熱いテンションにやられてたけど。
染みる。
元々メロウなホリエくんの声が優しく、悲しく伝う曲。
もちろん今までの感覚のアッパーな曲のクオリティーも凄い。
ひなっちのベースはもう響きまくって。
シンペイくんのドラムは激しく走りまくって。
最高にカッコいい。
2007年3月13日に日本でレビュー済み
10曲と今回もコンパクトだが内容はすごく濃い。1曲1曲の完成度が高いのは「TITLE」
の近い(「GHOST OF CHRISTMAS PAST」のテンポ感が「AMAZING STORIES」に似てるって
いうのもあるかもしれないが)。だがスケールが違う。ホリエ独特の美しい歌詞(FREEZINGやThe Novemberist
、TENDERなど)に磨きがかかっているのがM1とM10でわかるし、シンペイのドラムも以前までは
どこか叩きっぱなし感があったけど今回は休みの取り方がうまいし、M4のドラムが聴き様によっては
ハイハットが「雨」に聴こえる。ひなっちはとにかくすごい。M8はどことなくZAZEN BOYSの語り口調が
雰囲気醸し出してるしとにかくなんかスゲぇアルバムです。
の近い(「GHOST OF CHRISTMAS PAST」のテンポ感が「AMAZING STORIES」に似てるって
いうのもあるかもしれないが)。だがスケールが違う。ホリエ独特の美しい歌詞(FREEZINGやThe Novemberist
、TENDERなど)に磨きがかかっているのがM1とM10でわかるし、シンペイのドラムも以前までは
どこか叩きっぱなし感があったけど今回は休みの取り方がうまいし、M4のドラムが聴き様によっては
ハイハットが「雨」に聴こえる。ひなっちはとにかくすごい。M8はどことなくZAZEN BOYSの語り口調が
雰囲気醸し出してるしとにかくなんかスゲぇアルバムです。
2007年5月23日に日本でレビュー済み
率直な感想を言ってしまうと、かなり微妙。
今までのテナーとの流れで聴くとやっぱり何か違和感があるし、アルバム構成もよろしくない。
というか、今までのアルバムでいうMAGIC WORDSやDISCOGRAPHYの様な「最後に弾ける曲」としてAFTER THE CALMには破壊力が無いと思う。
まぁ基本的にこのバンドはアルバム構成は下手なんですけどね。
LOST WORLD'S ANTHOROGYは何かダブるとこあるし。
TITLEは後半パンチなさ過ぎだし。逆にDear Deadmanは走りっぱなし感あって聴き疲れするし。
やっぱりライブバンドとしての色が強いし、私もそこに惹かれたんですけど。
このリニアはその構成の下手さがより露呈した感は強いです。
ただ、一曲一曲をじっくり聴くと、このバンドの試行錯誤の跡は物凄い感じ取れます。
より広く、よりオルタナティブに。それでいてロックは無くなっていない。
このアルバムをよく「原点回帰」と唱える人も多いけど、一周して一回り大きくなって、さらに上へーという姿勢が見えるとも思う。
一見相変わらず似たり寄ったりな楽曲も多いけど、少しずつ彼らの覚醒は始まっている。
その覚醒の為に、このリニアがあるのだとしたら、それでいいと思う。要は「次作に期待」ってことなんですが。
でもTRAINとかBERSERKER TUNEの爆音で気に入った人とか、テナーを知りたいって人にはオススメ出来ない一枚。
後はライブでどう化けるか。
今までのテナーとの流れで聴くとやっぱり何か違和感があるし、アルバム構成もよろしくない。
というか、今までのアルバムでいうMAGIC WORDSやDISCOGRAPHYの様な「最後に弾ける曲」としてAFTER THE CALMには破壊力が無いと思う。
まぁ基本的にこのバンドはアルバム構成は下手なんですけどね。
LOST WORLD'S ANTHOROGYは何かダブるとこあるし。
TITLEは後半パンチなさ過ぎだし。逆にDear Deadmanは走りっぱなし感あって聴き疲れするし。
やっぱりライブバンドとしての色が強いし、私もそこに惹かれたんですけど。
このリニアはその構成の下手さがより露呈した感は強いです。
ただ、一曲一曲をじっくり聴くと、このバンドの試行錯誤の跡は物凄い感じ取れます。
より広く、よりオルタナティブに。それでいてロックは無くなっていない。
このアルバムをよく「原点回帰」と唱える人も多いけど、一周して一回り大きくなって、さらに上へーという姿勢が見えるとも思う。
一見相変わらず似たり寄ったりな楽曲も多いけど、少しずつ彼らの覚醒は始まっている。
その覚醒の為に、このリニアがあるのだとしたら、それでいいと思う。要は「次作に期待」ってことなんですが。
でもTRAINとかBERSERKER TUNEの爆音で気に入った人とか、テナーを知りたいって人にはオススメ出来ない一枚。
後はライブでどう化けるか。
2007年3月15日に日本でレビュー済み
確かに、今までのストレイテナーとは少し違うかも知れない。
「バンドは変わるものだろう」と一括りにしても。
でも、軸にあるものは変わってないと思う。
純粋に格好良い。痺れる。ストイックな感じもテナーらしい。
リニア、電車はレールで繋がっている。
きっと音楽もそうなのだと思う。
何処までも行けて、でも繋がりを絶たない。
凄いアルバムだと思う。
どの曲も、どの瞬間も。
「バンドは変わるものだろう」と一括りにしても。
でも、軸にあるものは変わってないと思う。
純粋に格好良い。痺れる。ストイックな感じもテナーらしい。
リニア、電車はレールで繋がっている。
きっと音楽もそうなのだと思う。
何処までも行けて、でも繋がりを絶たない。
凄いアルバムだと思う。
どの曲も、どの瞬間も。
他の国からのトップレビュー
walcalr01
5つ星のうち5.0
Recommended for Straightener fans
2013年7月6日に英国でレビュー済みAmazonで購入
New or old fans of this band that don't own this album are truly missing out. This is probably one of their best sounding albums before they gained a forth member (though they are still brilliant now).