商品紹介
国民的人気アニメ「名探偵コナン」が放送10周年、映画10作の製作を記念し、初の実写ドラマ化として、2006年10月2日に「コナン祭り」と題し、全国ネットで放送。関東地区視聴率13.4%、関西地区視聴率16.7%を記録した「工藤新一への挑戦状-さよならまでの序章(プロローグ)ー」が、ついにリリース。
主人公である高校生探偵・工藤新一には、原作者青山剛昌先生の推薦により、若手人気俳優・小栗 旬を起用。工藤新一の幼なじみ・毛利蘭は新進気鋭の若手女優・黒川智花が演じる。毛利蘭の父であり、私立探偵を営む毛利小五郎には実力派俳優・陣内孝則。警視庁の目暮警部は西村雅彦、捜査本部で指揮を取る多摩川刑事を伊武雅刀が演じ、本作の脇を固める。
本編終了後に、アニメ名探偵コナン第1話「ジェットコースター殺人事件」を収録。
●スタッフ
原作:青山剛昌(名探偵コナン 小学館「週刊少年サンデー」連載中)
脚本:渡邉睦月
音楽:大野克夫 LICENSED by UNIVERSAL MUSIC K.K
企画:諏訪道彦 制作:小石川伸哉 チーフプロデューサー:田中壽一 プロデューサー:国本雅広 宮川 晶 演出:岡本浩一
●キャスト
工藤新一/小栗 旬
毛利 蘭/黒川智花
西田麻衣/水川あさみ
鈴木園子/岩佐真悠子
・
南田恭介/西村和彦
北島慎吾/ふかわりょう
沖野ヨーコ/ベッキー
東 邦男/松重 豊
・
目暮警部/西村雅彦
多摩川刑事/伊武雅刀
毛利小五郎/陣内孝則
● ストーリー
数々の難事件を鋭い推理で解決する高校生探偵の工藤新一(小栗 旬)はマスコミの注目の的で、警視庁の目暮警部(西村雅彦)も一目置く存在だ。 そんな新一の学校では、3日間の予定で修学旅行に行くことになっていた。だがその前日、新一の元に"修学旅行中、クラスメートの誰かを誘拐する"という内容の挑戦状が届く。そこには"クラスメートを守り切れれば君の勝ち。守れなかったら「高校生探偵」の名前を返上してもらう。ヒントは船の上"と書かれてあった。 遊覧船に乗り込んだのは新一のクラスの生徒30人のほか、担任の代理で引率することになった臨時教師の北島慎吾(ふかわりょう)、添乗員の西田麻衣(水川あさみ)、そして船長の東邦夫(松重豊)と船員の南田恭介(西村和彦)だった。そんな中、新一の幼馴染・毛利 蘭(黒川智花)の親友の園子(岩佐真悠子)が船酔いしてしまい、船内の休憩室で休んでいた。だがしばらくしてバシャン!という激しい水音が聞こえ、船上が騒然となる。新一たちはすぐに休憩室に駆けつけるが、園子の姿はなく、誰かと争った跡があった。この事件を受けて、県警捜査本部では捜査責任者である多摩川刑事(伊武雅刀)のもと、捜査会議が進められていた。園子が鈴木財閥の娘であることから、身代金目的の可能性が高いと考えられた。生徒たちは現場近くのホテルに足止めされていた。園子のことが心配でならない蘭は、探偵事務所をしている父・毛利小五郎(陣内孝則)に助けを求める。そんな中、犯人から大胆にも「明日正午ちょうどに、もう一人いただきに行く」と第二の誘拐予告の電話が入る…。新一のクラス全員がホテルの大広間に集められ、出入り口には全て鍵をかけ、さらに多摩川刑事の指揮の元、県警の厳重な警備の中で犯行時刻を迎えることに…。そして緊張の中で迎えた正午ちょうど、突然ホテル内が停電になる。すぐに復旧したものの、新一の隣にいた蘭が忽然と消えてしまった…。
Amazonより
コミック、アニメと人気の『名探偵コナン』。本作はその主人公・江戸川コナンの本来の姿である高校生にして天才探偵・工藤新一(小栗旬)が、毒薬で体を縮まされて小学生化する以前の活躍を実写TVドラマとして描いたシリーズ前日譚である。新一に修学旅行中クラスメイトの誰かを誘拐するという挑戦状が届けられた。そして遊覧船に乗った1時間の間に、蘭(黒川智花)の親友・園子(岩佐真悠子)が姿を消してしまう…。小栗旬の新一が原作のイメージを損なうことなく好演している。ただし、脇の大人たちのオーバーアクトはやや気になるところ。ストーリーもやや作りすぎの感はあるが、その分飽きずに観られるのも確か。ただし、犯人の見当を冒頭まもなく役者そのものの仕草で示してしまっている演出は、あまりにも当たり前すぎて大いにマイナスであった。(増當竜也)