紙屋悦子の青春 [DVD]
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フォーマット | ワイドスクリーン, 色, ドルビー |
コントリビュータ | 原田知世.永瀬正敏.本上まなみ.松岡俊介, 黒木和雄 |
稼働時間 | 1 時間 51 分 |
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商品の説明
商品紹介
日本映画に燦然たる功績を残した
黒木和雄監督(『父と暮せば』)の最後の魂のメッセージがここに…。 毎回映像特典:1:追悼・黒木和雄監督特集『生と死。戦争時代を生きた若者たちにささげた生涯(仮)』,2:予告編集
スタッフ:原作:松田正隆/監督:黒木和雄/脚本:黒木和雄・山田英樹
音楽:松村禎三/美術監督:木村威夫/撮影:川上皓市/照明:尾下栄治/録音:久保田幸雄/美術:安宅紀史/編集:奥原好幸/製作:バンダイビジュアル/アドギア/テレビ朝日/ワコー/パル企画
キャス:原田知世/永瀬正敏/松岡俊介/本上まなみ/小林 薫
Amazonより
自身のライフワークとなった「戦争への静かな抵抗」を描く、黒木和男監督の遺作。昭和20年、春の鹿児島。戦時下にありながら平穏な生活を送る悦子だが、想いを寄せる明石少尉から結婚相手として同僚の永与を紹介される。出撃を控えた明石は、永与に彼女を託そうとしたのだ。戦争がなければ結ばれたであろう悦子と明石。明石の思いを知って、それを受け入れようとする悦子と永与。それぞれの痛々しいまでの決意がじんわりと胸を打つ。
悦子と兄夫婦の食事風景など、多くの場面がワンカットで撮影され、まるで舞台を観ているようだが、俳優たちの自然な演技に引き込まれる。本来なら大げさに表現されるべき感情も、それぞれの抑制された表情がかえって思いの深さを伝えるのだ。とくに明石の決意を理解したときの、原田知世はすばらしい。戦時下だが、おはぎや赤飯が印象的に使われ、その美味しそうなことと言ったら! このように小道具が際立つのも、黒木監督の的確な演出のなせる技だろう。戦闘シーンなど一切出さず、反戦を訴える名品だ。(斉藤博昭)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 75 g
- EAN : 4934569626929
- 監督 : 黒木和雄
- メディア形式 : ワイドスクリーン, 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 51 分
- 発売日 : 2007/6/22
- 出演 : 原田知世.永瀬正敏.本上まなみ.松岡俊介
- 字幕: : 英語
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B000N0WBFE
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,930位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この映画の幕開けは老いた二人の病院の屋上での会話から始まる。
桜の花の話が巧みに描かれる。桜は人生の晴れ舞台。つまり青春時代の象徴である。青春時代に桜の如く潔く散って行かねばならない運命に翻弄された一人の士官。彼も悦子への思いの丈を語った手紙を特攻出発の機上で友人の技官に託すのである。そして彼は人生に後ろ髪を惹かれながら戦死していくのであった。
あの時代にあっても誰も好きで死にたいと思った人はいないと思う。20代の若さで死なされたのである。様々な思いのために生きたいという気持ちを自ら禁じた人生である。そのはかなさは桜の花の散るが如しである。人生を思いの丈生きることができた友人とその思いを封印しなければならなかった特攻士官。親友同士ではあってもかくも異なる人生を歩まねばならなかった皮肉さ。運命とは皮肉な物である。それを素晴らしく描ききった本作品は名反戦映画である。
そしてようやく回想シーンとなって、場面は戦時中の家屋の中へと変わるのだが、家庭内の会話シーンがこれまた長い。
そして場面は、現代の屋上と過去の家屋が時折切り替わるだけで、他の場面はまったく無し。
戯曲由来の作品とはいえ、ここまで映画的要素を削ぎ落した映画があっただろうか、まるで演劇を記録したフィルムを観ているようにも感じる。
演劇であれば観客の視線は固定されるが、さすがに映画だけあって、屋上シーンでの老夫婦を固定視点で正対するまでには至らず、角度や距離を変えてはいるものの、画的な変化の乏しさに不思議な感覚になり、自ずとセリフを傾聴するようになっていく。
役者は細かな所作や仕草によって演じてはいるものの、やはり基本は会話劇。言葉の綾と会話のやりとりで、可笑しさ哀しさを表そうとしていることが解る。なんだか、向田邦子の脚本のようでもある。
そのために視覚的な情報を敢えて控えたのだろうか、戦時中を描きながらも、目に見える「戦争」は軍服のみ。
しみじみとした味わいは確かに伝わってくるのだけれど、老夫婦が過ごした年月における想いが理解できたかというと、それはあくまで言わずもがなの前提で、語るより感じてもらうという意図のようにも思えるし、観客の想像に任せるということかも。
もやもやした物足りなさは否定できないが、それはそれでいいのかもしれない。
苗字なのですよね。
反戦映画なのですが、小林薫が出演しているからか?コミカルなシーンもあります。
原田知世と本上まなみが同級生役なのがすごい、違和感なし。
小林薫と本上まなみが夫婦役なのもすごい、違和感というか、少し悔しい。
さまざまな事情や縁で、一番大切に思えた人とは添い遂げられなかったけど、それは
不幸せなことではないような、でも少し切ないような…。
戦時中だからある出来事でもない、恋物語という一面も感じました。
が…
原田知世目当てで公開よりえらく時間が立ってから初めての視聴になりますが他に適当な場もなくここに少しばかり乱筆乱文を失礼します
ちょびっとだけ申し上げたい
きゃすてぃんぐ大丈夫!?
年齢を考慮してんの!?
主役の原田→悦子と兄役の小林→安忠からしてずいぶん年が離れてるがまあ昔のことなんで多兄弟もざらでしょうからここはよしとします
ひどいのは兄嫁ふさに本上まなみをもってきているとこ
と書くと語弊を招くかも知れないがふさを本上にするなら悦子は原田じゃいかんでしょ
逆も然り
幼なじみだか同級生だか小っちゃい頃からの仲よしこよし設定のようだが原田と本上とは八つ違いだよ
配役が逆でもやはりおかしい
紙屋夫婦は親子ほどの年齢差でおかしい
二人の少尉も八つ違いでやはりおかしい
原田は本当は松岡を好いとったみたいじゃがこれまただいぶ年が違うし
どうなっとるかしゃん
一応戦争映画でよろしいのかな
本上も可愛いが原田も相当可愛い
年齢を感じさせない女優さんの一人
てか幼いと言うてもいいくらい
しょーとの小芝風花に似てる
永瀬がおはぎを頬張りお茶をがぶ飲みし原田が「おかしい!!」と笑うしーんはまじ可愛い
演技力抜群な方で安心して視聴できます
反面号泣しーん見入ってしもうた
悦子の青春はかくも切なかったかや
あと全編鹿児島弁がきゅーと
永瀬正敏がぶきっちょ過ぎる男で超笑える
時代がどうとかの類いではないと感じるのですがさてどうでしょうね
地味ですがなかなか趣がある二時間でした
(-。-)y-~
庶民にとって戦争とはこれは又迷惑なもので、本音はもういい加減にして欲しい、もう戦争は勘弁だ、なのですが、それは家の中でさえ建て前とセットとして会話を繰り広げないと、何かあった時(憲兵などに質問された時)申し開きが出来るように、家族のたあいない会話の中でさえも自己規制が生まれ、自分の気持ちよりも周囲の動向を優先せざるおえない、選択肢のない苦しい立場の庶民の姿が浮かび上がるわけですけど、そういう時代の中で青春と言うには御粗末な、でもみずみずしいキラキラした若い感性を持つ女性を原田知世さんが熱演されていて、原田知世さんの元々の人柄の良さと言うか、聡明さが上手く出ている映画だな~と思います。
庶民にとって戦争は終わってない、戦争で受けたダメージを抱えたまま生きていく、そういう意味合いも含んだ映画だと思います。
特攻隊に志願するために、愛するものを、生き残る可能性が高い友人に託してゆく若者。
失われる愛をその心の奥底にしまいこみつつも、残りの人生をたくましく全うしようとする娘。
血でなく、心でつながる家族たち。
昭和前半期の家庭の、ヒトとモノを大切にする素朴な生活スタイルの場面設定に原田知世が新鮮にマッチする。台本を読むたびに泣けたという原田さんの、娘時代から老婆までを通しての清廉な演技が光ります。
いのちの尊さ、かけがえのない時間を大切に生きることの大切さ、をしみじみと感じさせられる、静かなる珠玉の一作です。