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クリストファー・オリヴィウス(vo) アンドレアス・ニルソン(g) マルクス・ノーマン(g) モーガン・リエ(b) マティアス・グラーン(dr)
スウェーデン出身メロディック・ブラックメタルバンド。2007年5th。クリストファーがヴォーカルに専念する形となり、新たにモーガン・リエを迎え入れての５人体制で制作。
アルバムタイトルの「Harvest」とは「収穫」という意味だが、邦題を付けるなら「因果応報」といったところだろうか。「人は自分の蒔いたものを刈り取る」とか「人の命を刈る死神」といった意味が込められているという。
さて、前作「Pariah」はメロディ抑え目のドライな作風だったが、この「Harvest」は再びドラマティックなメロディの洪水が復活。クリストファーのヴォーカルも鋭さと迫力を増し、Naglfar流の暗黒美学にますます磨きがかかっている。
ブラストビート全開の、暴風雨のようなリフの中にも仄かな抒情性が見て取れるし、そこからリードギターがメロディを紡ぎあげていく様は、容赦ない激烈メタル曲でありながらうっとりするほど美しい。総合的に見て、名盤「Sheol」に匹敵するレベル。
今回はテンポを抑えたスローな曲も目立つが、これがまたかっこいい。
初回盤はDVD付き。ライヴ数曲にPVやインタビューが収められた計40分ほどの内容だが、CDのおまけとしては十分に魅力的。
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