レ・ミゼラブル 少女コゼット 1 [DVD]
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商品の説明
商品紹介
愛と感動のアニメーション「世界名作劇場」シリーズが10年ぶりに復活!
いつの時代も愛と真実は受け継がれる・・・ 。 毎回封入特典:ライナーノート スタッフ:第1話 脚本:金春智子/絵コンテ・演出:桜井弘明/作画監督:藤原宏樹/美術監督:中村光毅
第2話 脚本:金春智子/絵コンテ:桜井弘明/演出:棚橋一憲/作画監督:山本径子/美術監督:石橋建一
第3話 脚本:丸尾みほ/絵コンテ:四分一節子/演出:棚橋一憲/作画監督:阿部千秋/美術監督:石橋建一
第4話 脚本:平見 瞳/絵コンテ:岡本英樹/演出:赤城博昭/作画監督:加瀬政広/美術監督:中村光毅
原作:ビクトル・ユゴー 「レ・ミゼラブル」(邦題「ああ、無情」)より
監督:桜井弘明/脚本・シリーズ構成:金春智子/キャラクターデザイン:渡辺はじめ、吉松孝博
キャスト:コゼット:名塚佳織/コゼット(子役):松元環季/ジャン・ヴァルジャン:菅原正志/ファンティーヌ:萩原えみこ/
ジャヴェール:松山タカシ/ガヴローシュ:小林由美子/テナルディエ:矢部雅史/おかみ:堀越真己
Amazonより
ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』を原作に、ヒロインの少女コゼット(名塚佳織)に焦点を当ててTVアニメ化。『家なき子レミ』以来久々に“世界名作劇場”を復活させてお届けするファミリー作品のDVD第1弾。第1話「ファンティーヌとコゼット」第2話「ジャン・ヴァルジャンの秘密」第3話「新しい友だちシュシュ」第4話「お母さんの手紙」の4話収録。ここではまずファンティーヌ(萩原えみこ)と幼いコゼット(松元環季)の母子が悪徳料亭夫婦に騙されて離れ離れで暮らすことになり、その悲しみや労苦が中心に描かれるが、明るい作画とキャラクター・デザイン、そして桜井弘明監督を主軸とした聡明な演出で救われる。原作とは異なるオリジナルの要素やキャラも多いが、そもそもファミリー向け作品として企画されたものだけに、こうしたアレンジも当然であろう。原作の主人公ジャン・ヴァルジャン、別名マドレーヌ市長(菅原正志)とジャヴェール署長(松山タカシ)の因縁のドラマは第2話から同時並行で語られる。舞台『レ・ミゼラブル』でコゼットを演じた斉藤由貴が主題歌を担当というのも嬉しい計らいだ。(増當竜也)
レビュー
ビクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」をモチーフにした「世界名作劇場」シリーズ第24弾の第1巻。貧困のために母と離れて暮らす少女・コゼット。彼女は母の「必ず迎えに来る」という言葉を信じ、健気に待ち続けるが…。第1話から第4話を収録。 -- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 116 g
- EAN : 4934569628886
- 監督 : 桜井弘明
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 発売日 : 2007/5/25
- 出演 : 名塚佳織, 松元環季, 菅原正志, 萩原えみこ, 松山タカシ
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B000N3TZM8
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 178,112位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,682位キッズアニメ・映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
世の中の子供達がキレやすくなったり、犯罪を犯したりっていうのは
10年くらい前からなのではないでしょうか。
世界名作劇場は子供にとって、とても大事な番組だと思う31歳のおっさんです。
さて、前置きが長くなりましたが
BS FUJIで名劇復活のCMを初めて見たとき
「なんだこのキャラクターは!」とびっくりしました。
名劇では佐藤好春さんのキャラが好きだったので
あまりにも現代風というか萌えというか…好きになれませんでした。
が、慣れですね。登場キャラが濃くて覚えやすいですね。
もう毎週日曜日が待ち遠しいです。
斎藤由貴さんの歌もなかなか心地よいです。
主人公コゼットは名劇でありがちな
かわいいんだけど貧しくていじめられっこなのですが
結構、気はしっかりと持っており、こちらが心配するほど弱くないです。
ボソッと毒も吐きます。
でも、場末の旅宿にコゼットを預け仕事探しに旅立ったお母さんは
ハッキリ言って「アホ」です。典型的なだまされやすいタイプです。
お母さんを何とかしないといつまでたってもコゼットは貧しいままです。
マドレーヌさん!なんとかしてくれ!
人目に触れづらい枠でやっていたのか。
こんなもったいない話は無い。
確かに、過去の名作劇場のように
「地上波日曜夜7時半」
の枠で放送は出来る内容ではないが、
地上波の夜11時くらいにやっても良かったと思う。
普通の娯楽作品として考えても、相当に面白い。
(原作が名作なのだから当然だが。)
最初、絵柄で食わず嫌いしていた。
世界名作劇場のファンである私は、
「何故、昔の名作劇場タッチの絵で書かないんだ」
と思っていた。
しかし、実際に見てみると、
このライトタッチの可愛い絵でなければ、
陰惨になり過ぎて見るに耐えなかったかもしれない。
ストーリーも、背景のフランス情勢もそのくらい重い。
この絵柄が中和してくれていて、暗い気持ちにはならない。
私は、レ・ミゼラブルの原作を
「パンを盗んだだけで19年も監獄に居たジャン・バルジャンが、
再度脱獄して市長になり、孤児を助ける」
という部分しか知らなかった。
しかし、
原作を知らない強みというものがある。
ワクワク出来る事。
序盤は、
コゼットが苛められる描写が長く少し足踏みするものの、
3巻過ぎたあたりから
「どうなるんだ?どうなるんだ?」
と、ストーリーに引き込まれていきます。
ストーリーがジェットコースター的に進んでいきます。
原作を知らない人の特権です。
なるべく知識を入れずに見ましょう。
ビクトル・ユーゴーってのは、
名作というだけでなく、
こんな面白い娯楽作品を書いたんだから凄いんだなあ。
絵の可愛さに二の足を踏んでる人が居たら、
それを気にせずに見てください。
家族も恋人もハマリ、レミゼラブル自体に興味が湧き
2012年のミュージカル映画、舞台ミュージカルと観ましたが
改めてこの世界名作劇場版の良さを感じましたので
レビューを書かせて頂こうと思います。
まず、レミゼラブルの世界がとても丁寧に描かれている。
しかも優しく温かい視点・解釈で描かれているところが好印象。
ジャンの優しさと行動力。
マリウスの人間性やコゼットと言葉を交わせるまでのあのもどかしさ。
また、マリウスと父、祖父との関係性も重要ですよね。
エポニーヌがどのようにマリウスに惹かれていったのか。
ABCの友のメンバーの人柄や懸命に考えて行動に移していく姿。
貧しい負の連鎖が生み出す、テナルディエ夫妻の徹底した悪さ。
マブーフさんが大切にしていた植物の本達を売らざるを得ない姿。
パリのテナルディエの家に騙されて来てしまったジャン、
テナルディエを自分の父の命の恩人ではと思い込み葛藤するマリウスのあの場面。
当たり前ですが、わずか3時間の映画やミュージカルでは
私の大好きなこういった部分がどうしても入りきらず、
惜しいなあと思うことが多々ありました。
映画やミュージカルでしかレミゼを観たことがない方は
是非この世界名作劇場版も観て頂きたいです。
また、世界名作劇場版のオリジナル設定がとても良い。
原作や映画・ミュージカルでのジャベールの最期は、
現代の私たちにとっては少し違和感を感じてしまいます。
昔の作品ですので理解は出来るのですが、なんとなく後味が悪く…。
ですが世界名作劇場版のジャベールのラストは
非常に現代に合っており、人生に希望を感じさせます。
よくぞ、このラストにして下さいました。
「人はいくつになっても、変わることが出来る」。
この優しいテーマを中心に据えて下さった脚本に心から感謝しています。
原作に沿っていないという批判も出るかもしれませんが、
非常に希望に満ちた現代向けの作品に仕上がっており、私は大好きです。
ガブローシュの設定も好きです。
ファンティーヌの工場をやめてからの描かれ方については、
子供向けアニメということで売春や歯を抜くシーンなどはないのですが、
それでも悲惨さを十分に感じさせるものになっており、これも非常に良いと思います。
私は大人ですが、売春のシーンはどうしても気持ちが暗くなりますし、
家族で観るには生々しすぎて抵抗があるので。
予告の超ハイテンションな声はファンティーヌとコゼット役の声優さんで、
重くシリアスなこの作品を観るにあたり、とても貴重な癒しになります。笑
作画は引きの絵がしばしば崩壊してしまう場面もありますが
こちらも、シリアスなストーリーの中でひそかな笑えるポイントとなり救われます。
音楽も美しく、世界名作劇場の中でも最も大好きな作品です。
ぜひ沢山の方に観て頂きたいです。
ミュージカルや映画は見た、でも原作はかなり難解っていう評価なので手が出ない、っていう人には本作を強力にお勧めします。
ミュージカルや映画で省かれている重要なエピソードや登場人物も数多く登場し、改変やオリジナルキャラ・エピソードも多いですが、原作の魂を見失わず21世紀にもマッチするような仕上がりになっていると思います。
ガブローシュについては賛否あるようですが、個人的には彼はこうなって欲しかったという通りの顛末になっていたので暖かい気持ちになれました。
私はレミゼはみなもと太郎さん版から始まり、辻昶氏訳原作・映画2作とフランス版ドラマなど見てきましたが、このアニメはそれらに劣らない出来だと思っています。
ジャベールのあのシーンはみなもと太郎さんリスペクトかな?とちょっと思ったり笑
ハウス名作劇場枠ながらかなりヘヴィな描写もあるのでテレビでの再放送がなかなか難しいようですが、埋もれさせたくない名作アニメだと思います。
原作はもちろんのこと、他の映像化作品では 1958年版 (ジャン・ギャバン主演)、 1998年版 (リーアム・ニーソン主演)、 2012年ミュージカル映画版 (ヒュー・ジャックマン主演)を観ました。1998年版は原作に忠実ではなく、中途半端な出来でガッカリでしたが、1958年版は原作に最も忠実に再現され満足な出来でした。また、2012年のミュージカル映画版はミュージカル版を原作とした映画化作品で、この映画は娯楽作品として楽しめました。最近では2019年放映のスペシャルドラマ「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」も見たことがあります。これは現代に日本に置き換えたものですが、こちらも満足しました。
アニメ化については、過去にも何回かされたことがありますが、原作のジャン・ヴァルジャンからコゼットを焦点に当てたこの作品も、原作を知っている方や原作の内容をじっくり把握したい方は是非これも観ていただきたいと思います(もちろん原作を読んだことがない人でも楽しめますが)。但し、低年齢を対象とした作品のため、ファンティーヌの売春がカットされたりガヴローシュが死なないなど部分的に改変されてますが、基本的には原作を準拠したストーリー設定なので、これまでの世界名作劇場と比べるとシリアスな話が多いです(地上波シリーズでこれを類とした作品では「アルプス物語 わたしのアンネット」「ロミオの青い空」がありますが、本作ではそれを超えるものとなっています)。
また、ヒロインのコゼットがファンティーヌの記憶があったり、ガヴローシュと親友の設定になったり、エポニーヌがマリウスの恋人がコゼットであることを途中から知るなど、このような要素を加えることで物語後半では徐々に伏線回収するようになっています(原作ではいずれもこれらの設定はありません)。
世界名作劇場の第24作目ですが、BSデジタルでの放送なので、地上波シリーズの有名な「フランダースの犬」や「母をたずねて三千里」と比べると不遇な作品と思われがちですが、実際観てみると意外にも傑作エピソード満載なので(BSオリジナルでは、他では「こんにちは アン」も観たことあります)観ても損はないと思います。