主人公のイーニドが、高校を卒業して進学も就職もせず、
好きなことをして気ままな日々を過ごす。
しかし、やがて親友のレベッカはカフェで働くようになり、
就職できずに大人になれないイーニドとすれちがうようになる。
周りのティーンエイジャーよりかなり不器用なイーニドが、
なかなか大人になれずに青春の迷路で迷う物語。
自分もスムーズに大人になりきれないところがあるので主人公のイーニドに共感しました。
ゴーストワールド【廉価2500円版】 [DVD]
ダブルポイント 詳細
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | ソーラ・バーチ, テリー・ツワイゴフ, スティーブ・ブシェミ, ダニエル・クロウズ, スカーレット・ヨハンソン, ブラッド・レンフロ |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 51 分 |
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登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- EAN : 4988126204648
- 監督 : テリー・ツワイゴフ
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 51 分
- 発売日 : 2007/3/2
- 出演 : ソーラ・バーチ, スカーレット・ヨハンソン, スティーブ・ブシェミ, ブラッド・レンフロ
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : アスミック・エース
- ASIN : B000N4RATM
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 177,977位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
5 星
20世紀末から、21世紀を俯瞰した青春映画の傑作!
原作はアメリカの才人、ダニエル・クロウズの同名グラフィックノベル(1997)。 クロウズは映画内でスティーヴ・ブシェミ演じるシーモアと、ソーラ・バーチ扮するイーニドに、ダブル自己投影している。 シーモアのマニアックなオタク度の高さ、イーニドの面倒臭さに自分を分配し、二人のキャラクター設定と台詞は、何度観てもマジに笑っちゃう。 1970年代に1950年代を男側からノスタルジックに振り返った青春映画の佳作が『アメリカン・グラフィティ』(1973)ならば、本作は20世紀末から次世紀を女子目線でシヴィアに見詰めた思春期映画の傑作ではないか。 だって、タイトルを改めて考えてみよう。 既に皆が亡くなり、霊となってこの世を彷徨っているという話だぜ。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2011年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前から気にはなっていたのだが、なかなか見る気にならなかった作品。
ジャケットを見ただけで、『ウワッ』っとなって尻込みしていたのである。
いかにもオタクっぽくて暗そうなふたりの女の子が鏡の中の自分を見ているようで嫌だったのだ。苦笑。
しかし、『スカーレット・ヨハンソンのヌードがネットに流失!!』のニュースを聞いて、彼女の映画も観てみるかぁ、っとチェックしたら、本作にも出ているではないか。
やっと重い腰を上げることとなったのである。(すっごい不純な動機ですみません)
食わず嫌いというのは恐ろしい。こんないい映画を今まで敬遠していた自分を恥じた。
実にいい映画だったのだ。
いわゆるハリウッド映画のドッカンドッカン爆発音が絶えないような派手な映画ではない。SFXもCGもない。
しかし冒頭から共感の連続である。
大人でも子供でもない不安定な年齢にあって、イーニドはなんとも醒めた目で世界を見ている。独自のファッションと嗜好も大人との距離を深める要因かもしれない。しかし、いかにも我が道を行く感じがいいのである。
その点、友人のレベッカは次第に常識的な大人の世界に近づきつつあるようで、二人の友情も乖離し始めてしまい、ますますイーニドの孤立と孤独は深まっていく。
そんななか、イーニドが出会う、冴えない中年男性シーモアが実にいい味を出している。
はじめはただのレコードオタクの三枚目と感じるのだが、見続けるうちにとても魅力的な男性に感じられるのが不思議だ。
イーニドが興味を示し、ついにはベッドを共にしてしまうのも頷ける程に好中年(??)なのである。
見かけは本当に冴えないのだが……
廃線になった路線バスのベンチでずっとバスを待ち続ける老紳士も印象的だ。
ついにはどこからかバスがやってきて、老紳士はどこかへ行ってしまうのだが、彼を追うかのように、イーニドもバスで旅立ってしまう。
彼女はどこへ行ってしまったのだろう。
ジャケットを見ただけで、『ウワッ』っとなって尻込みしていたのである。
いかにもオタクっぽくて暗そうなふたりの女の子が鏡の中の自分を見ているようで嫌だったのだ。苦笑。
しかし、『スカーレット・ヨハンソンのヌードがネットに流失!!』のニュースを聞いて、彼女の映画も観てみるかぁ、っとチェックしたら、本作にも出ているではないか。
やっと重い腰を上げることとなったのである。(すっごい不純な動機ですみません)
食わず嫌いというのは恐ろしい。こんないい映画を今まで敬遠していた自分を恥じた。
実にいい映画だったのだ。
いわゆるハリウッド映画のドッカンドッカン爆発音が絶えないような派手な映画ではない。SFXもCGもない。
しかし冒頭から共感の連続である。
大人でも子供でもない不安定な年齢にあって、イーニドはなんとも醒めた目で世界を見ている。独自のファッションと嗜好も大人との距離を深める要因かもしれない。しかし、いかにも我が道を行く感じがいいのである。
その点、友人のレベッカは次第に常識的な大人の世界に近づきつつあるようで、二人の友情も乖離し始めてしまい、ますますイーニドの孤立と孤独は深まっていく。
そんななか、イーニドが出会う、冴えない中年男性シーモアが実にいい味を出している。
はじめはただのレコードオタクの三枚目と感じるのだが、見続けるうちにとても魅力的な男性に感じられるのが不思議だ。
イーニドが興味を示し、ついにはベッドを共にしてしまうのも頷ける程に好中年(??)なのである。
見かけは本当に冴えないのだが……
廃線になった路線バスのベンチでずっとバスを待ち続ける老紳士も印象的だ。
ついにはどこからかバスがやってきて、老紳士はどこかへ行ってしまうのだが、彼を追うかのように、イーニドもバスで旅立ってしまう。
彼女はどこへ行ってしまったのだろう。
2015年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヨハンソンが垢抜けてなさすぎ時代の一作。
はたから見てたらゆるーいんだけど、当人からすりゃ大事で真剣でギリギリ。青春ってそういうもん。いい映画です。
はたから見てたらゆるーいんだけど、当人からすりゃ大事で真剣でギリギリ。青春ってそういうもん。いい映画です。
2016年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何度も繰り返し観てしまう映画のひとつ。
女子高生の親友2人が、卒業を契機にバラバラの道を歩んでいくまでの話。社会に適応できる人間とできない人間の辿る先を、案外突き放した態度で描いているからか、最後のカットでは毎回胸が締め付けられる。
こういう学生生活に憧れを懐かせる一方で、抜かりなく地に足の着いた描写もあるため、浮ついた青春群像に終わっていないところがとても良かった。
彼女たちに何度でも会いたくなる。そんな秀作。
女子高生の親友2人が、卒業を契機にバラバラの道を歩んでいくまでの話。社会に適応できる人間とできない人間の辿る先を、案外突き放した態度で描いているからか、最後のカットでは毎回胸が締め付けられる。
こういう学生生活に憧れを懐かせる一方で、抜かりなく地に足の着いた描写もあるため、浮ついた青春群像に終わっていないところがとても良かった。
彼女たちに何度でも会いたくなる。そんな秀作。
2018年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
青春映画として最高〜〜なんか共感でからはところがあり、リアル。10代の内に観ると良いと思います。
2009年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分が主人公と同世代だからでしょうか。イーニドの言うセリフ、仕草全てが、自分にも当てはまることだらけだった。イーニドはまるで自分の考えを代弁してすべて話してくれているようで、なんだか見ていてスカッとした。そのストレートさが面白くてたまらない。
物事を全て他人事のように観察してしまう。流行りのものをどうしても批判的にとらえてしまう。同世代の流行にのっている男の子よりも、冴えないオタクな中年男性に魅力を感じる。
そのひねくれた性格は、無意識だが精神的なものから来ていると思う。話を聞いてほしい、私だけ見ていてほしい。だけどかまってくれるはずない、自分の行動は相手に迷惑がかかると、彼女は分かっているから自ら身を引いてしまう。傷つくのが怖いから、相手を傷つけてしまう。
家族にしろ勉強にしろ友情にしろ恋にしろ、大切なことはすれ違いがあってから初めて気づく。イーニドは、そういった辛さを一気に経験し、一歩前進する。
イーニドは、自分の好きなことを貫き通すシーモアに惹かれる。それは友情としてなのか恋なのか、自分が彼に何を求めているのか、最後まで分からない。不器用で優しくて、いつもわがままを許してくれる。それでも彼女は、甘えてばかりいられないと、ちゃんと自分なりに分かっていて、一線を引くことに決めた。
彼女が求めていたのは、友情でも愛情でもなく、自分という存在。
私は、ラストシーンは死を連想させるのではなく、ただ「自ら進んでいく」ことを表したかったのではないかと解釈した。人を頼ってばかりの、人を気にしてばかりの自分を変えようと、一人でバスに乗り込む。
これが一番いいイーニドの進み方だったと思う。
それにしても、シーモアを演じたスティーヴ・ブシェミが、ダサくて冴えない中年を演じているのにどこか色気を感じた。すごく魅力的だった。
なんだか、彼女の彼にひかれる理由が、よく理解できた。笑
物事を全て他人事のように観察してしまう。流行りのものをどうしても批判的にとらえてしまう。同世代の流行にのっている男の子よりも、冴えないオタクな中年男性に魅力を感じる。
そのひねくれた性格は、無意識だが精神的なものから来ていると思う。話を聞いてほしい、私だけ見ていてほしい。だけどかまってくれるはずない、自分の行動は相手に迷惑がかかると、彼女は分かっているから自ら身を引いてしまう。傷つくのが怖いから、相手を傷つけてしまう。
家族にしろ勉強にしろ友情にしろ恋にしろ、大切なことはすれ違いがあってから初めて気づく。イーニドは、そういった辛さを一気に経験し、一歩前進する。
イーニドは、自分の好きなことを貫き通すシーモアに惹かれる。それは友情としてなのか恋なのか、自分が彼に何を求めているのか、最後まで分からない。不器用で優しくて、いつもわがままを許してくれる。それでも彼女は、甘えてばかりいられないと、ちゃんと自分なりに分かっていて、一線を引くことに決めた。
彼女が求めていたのは、友情でも愛情でもなく、自分という存在。
私は、ラストシーンは死を連想させるのではなく、ただ「自ら進んでいく」ことを表したかったのではないかと解釈した。人を頼ってばかりの、人を気にしてばかりの自分を変えようと、一人でバスに乗り込む。
これが一番いいイーニドの進み方だったと思う。
それにしても、シーモアを演じたスティーヴ・ブシェミが、ダサくて冴えない中年を演じているのにどこか色気を感じた。すごく魅力的だった。
なんだか、彼女の彼にひかれる理由が、よく理解できた。笑
2015年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゆるい けど 見終わった後 色々と感じます。
自分のこの歳の時 どんなんだったかな〜など まぁ 色々と。
ファッションも好きでした。
自分のこの歳の時 どんなんだったかな〜など まぁ 色々と。
ファッションも好きでした。
2018年9月19日に日本でレビュー済み
悩み多き青春映画の中でも、ずばぬけて優れている。
それは、ここの高評価の多さにも現れている。
なぜか。
それは「セックス」が関係無いからだ。
青春の悩みを描く映画は数多いけれど、
主人公の「童貞/非童貞」設定次第で、観るものを二分してしまう。
もし童貞コンプレックスの物語ならば、
童貞鑑賞者の心を慰めるかもしれないが、
非童貞者にとっては「いやいや、そこは乗り越えておこうよ」な点であり、
はっきりいってジャマな要素になる。
その点で、この映画は優れている。
「セックスできた・できなかった」で騒がないストーリーだからだ。
劇中のポイントは、正しさ/ズルさ、正義/偽善、本音/建前、といった、
青春を生きる人すべてを悩ませる矛盾であり、かつセックスに関係のない矛盾である。
であるから、モテ非モテ関係なく、
青春になやむ者の心に、広く、強く響くもののある映画になっている。
それは、ここの高評価の多さにも現れている。
なぜか。
それは「セックス」が関係無いからだ。
青春の悩みを描く映画は数多いけれど、
主人公の「童貞/非童貞」設定次第で、観るものを二分してしまう。
もし童貞コンプレックスの物語ならば、
童貞鑑賞者の心を慰めるかもしれないが、
非童貞者にとっては「いやいや、そこは乗り越えておこうよ」な点であり、
はっきりいってジャマな要素になる。
その点で、この映画は優れている。
「セックスできた・できなかった」で騒がないストーリーだからだ。
劇中のポイントは、正しさ/ズルさ、正義/偽善、本音/建前、といった、
青春を生きる人すべてを悩ませる矛盾であり、かつセックスに関係のない矛盾である。
であるから、モテ非モテ関係なく、
青春になやむ者の心に、広く、強く響くもののある映画になっている。