もちろん、「イレプレイスブル」、「リッスン」の音楽トラック、ヴィデオ・クリップともによかったです。
ただ、商品の特徴について付け加えると、「リッスン」のヴィデオ・クリップは、一般に知られているヴァージョン、すなわち映画のシーン、共演者が登場するヴァージョンではなく、ビヨンセひとりのパフォーマンス・ヴァージョンです。とはいえ、ビヨンセ本人と、ビヨンセが映画『ドリームガールズ』で演じるディーナが登場します。オリジナルから、おそらく著作権の問題で映画のシーンの挿入部分を切って、ビヨンセのパフォーマンス部分をフルサイズで収録したヴァージョンです。この「リッスン」のほうには、商業主義的な音楽制作からの自己解放を宣言する歌詞の対訳が日本語字幕として出るので、歌詞の内容がすぐ伝わり、とても感動的です。
2007年4月に『B’Day デラックス・エディション』(来日記念盤)がCD、DVDの二枚組でリリース予定ですが、「イレプレイスブル」、「リッスン」のヴィデオ・クリップも収録候補に挙がっています。「リッスン」のほうはディレクターズ・カット・ヴァージョンということで、オリジナル・ヴァージョン、本商品収録の「パフォーマンス・ヴァージョン」とも違う第3のヴァージョンが期待できますが、ひょっとすると、このパフォーマンス・ヴァージョンがディレクターズ・カット・ヴァージョンだという可能性もないわけではありません。そうすると、『B‘day』来日記念盤がリリースされた暁には、このシングル盤の内容の希少性はなくなるので、ちょっと買うのを早まったかな、と思います。
もちろん、歌詞・対訳つき。