前作「グリーン・フィールド」に続きリズム隊に John Patitucci(B), Jack DeJohnette(Ds), Manolo Badrena(Per, Voice)を擁したスティーブ・カーンのアルバム「ボロウド・タイム」です。久々にジャン.ミッシェル・フォロンのイラストがジャケットを彩ります。米国盤と邦盤・UK盤のイラストが別・・というのがファン泣かせなのでありますが・・。
個人的には、「グリーン・フィールド」がクールな感触で今作「ボロウド・タイム」はウォームな感覚です。
収録されている楽曲は、カーンのオリジナルからセロニアス・モンクやオーネット・コールマンの曲をカーンなりのアレンジで聴かせてくれています。オリジナルを知らなくても、このアルバムにおける独特のトーンであるからして十分に楽しむことができます。