本放送時は毎週楽しみに見ていました。当時は剣と魔法のファンタジーにロボット要素が加わった程度にしか思っていませんでしたが…。
今見てみると、パロディとかオマージュなんていえないオヤジギャグってレベルの小ネタだらけ!(褒め言葉)これは小学生には分からないでしょう。いったい誰をターゲットにしたつもりだったのでしょうか?個人的に一番ツボったのが「フセ○ンコ」フセ○ン+インコです。こんな感じのヒドイ(褒め言葉)ダジャレの固有名詞が散りばめられていますが、元ネタには時の流行物もあり、今の20代では知らない物も少なくなさそうです。
また、キャラクター達の戦う力の成長や内面の変化の過程はやはり大人の鑑賞に耐えられるものではありません。まあ子供向けアニメなので、あんまり詳細な描写があるよりはストーリーがテンポ良く進む方が重要でしょう。
ストーリーの基本は、各地の正義のキャッスルを復活させ悪のキャッスルと魔王の配下を倒していくというもので、キャッスル復活の手順や主人公の修行がなるほどロールプレイングゲーム的です。途中で魔王と直接対決し、負けて絶望的な状態になるため、ストーリーはそれほど単純ではなく楽しめます。
主人公の決め台詞が「いじめっ子は許さな〜い!」で、一事が万事(製作者が)ふざけているだけなのか、とことんコミカルな表現にしているのか、悩むところですが、残酷や卑猥な描写はなく、安心して子供に見せられるアニメです。一緒に見る大人も違う視点で楽しめると思います。
それから、音楽も無駄に(?)荘厳なクラシック風でいいと思います。