父が映画『Uボート』が大好きということで、その流れで 別のUボート映画を何本か入手。『U-196』もその中の一本でした。
まず、同様に『Uボート映画』が見たいと思って購入ボタンをおそうとする方に一言申しておきます。
この映画は、決して、『Uボート映画』などではありません!
貼付の写真は、ドイツのamazon(https://www.amazon.de/gp/product/B000FTJEIA?ie=UTF8&tag=u96-21&linkCode=as2&camp=1638&creative=6742&creativeASIN=B000FTJEIA)にあった同作のパッケージです。
見ての通り、全くの別物。
まるで別の映画のパッケージにしか見えませんが、中身は全く同じです。
一枚の古いエアメールだけを頼りに、単身ドイツを離れ、行方知れずの父を見つけるためオーストラリアの地に足を踏み入れる水族館の研究員エレナ。
美しく広がるオーストラリアの空の下(映画の原題は『Himmel über Australien』=『オーストラリアの空』。『U-196』ではありません)、色恋・親子・風土…と様々なすれ違い・対立に巻き込まれる中で、海洋生物を死に至らしめる謎の猛毒問題が深刻化。町を脅かすほどになっていく…という物語です。
作品は前後編の二部作。
Uボートの姿は、前編のほぼラストまで登場してきません。後編に至っても、いうほどの登場頻度はありません。
詐欺などとは言いませんが、Uボート好きや戦争映画ファンの心をくすぐるようなパッケージデザインは、かなり あざといです。タイトルも、かなり改題しすぎですし、『観てほしい映画ファンに正しい情報を伝える』ことよりも『一枚でも多く売れていく事、それが正義』と言う声が聞こえてきそうなあのパッケージは、やめてほしかったな…と思います。
Uボートとかを全面に押し出さなくても、割とまあまあ いいドラマです。