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犬神の悪霊 [DVD]

4.2 5つ星のうち4.2 15個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 通常版
¥2,880
フォーマット 色, ワイドスクリーン
コントリビュータ 大和田伸也, 山内恵美子, 伊藤俊也, 岸田今日子, 泉じゅん, 小山明子, 室田日出男, 長谷川真砂美, 鈴木瑞穂
稼働時間 1 時間 43 分

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登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 2.35:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988101130221
  • 監督 ‏ : ‎ 伊藤俊也
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 43 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/7/21
  • 出演 ‏ : ‎ 大和田伸也, 泉じゅん, 室田日出男, 岸田今日子, 鈴木瑞穂
  • 販売元 ‏ : ‎ 東映ビデオ
  • ASIN ‏ : ‎ B000NQDB20
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 15個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
15グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「怪談映画」というより、しっかりとした「和製オカルト映画」の先陣であり金字塔だと思う。
この映画が怖いってのは、血しぶきや残酷場面といったビジュアルとしてではなく、室田日出男の一家が村中から嫌悪され、村八分にされる描写のリアルな感じ。
村という組織のなかで集団で差別化するその構造がマジで怖い。
そして村の有力者・鈴木瑞穂たちの体制側が、「たたり」なんてものがないのは百も承知なのに、それを理由にして事故を隠蔽するというのも恐ろしい。

なぜこの作品が封印されていたのかは、室田日出男一家の血筋の描写だけではなく、土蔵の中に住む精神障害の長男を決して表に出さなかった理由とかではないだろうか。

もう少しどっしり構えて撮っていれば、これまでにない社会派の作品になったような気がする。まあ破綻している部分がこの作品の魅力であればそうなんだけど。

美声なのに寡黙に徹した岸田今日子。
村社会でどれぼど警官が無能なのかを見事見せつけた三谷昇。
霊媒師をリアルに演じた白石加代子(ちなみに長谷川真砂美に悪霊が憑いてからの声の吹き替えは白石加代子!)。
個性派な役者さんたちの鬼気迫る演技も圧巻です。

DVD化は本当にめでたいですね〜!
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年10月7日に日本でレビュー済み
1977年製作ということ、当時、ホラー映画の古典「オーメン」などのヒットがあり、それにあやかろうと作られた映画だそうです。基本のテーマはタイトル通り犬神憑きですが、他にも放射能や、公害と利権の問題など社会派的な要素も含まれていて盛りだくさんです。当時の雰囲気はよくわかりませんが、広島、長崎の原爆や、漁船が太平洋で被爆したという事件の記憶も生々しく、放射能に対してもっと敏感だったのかもしれません。ゴジラなんかもその影響があるわけですし。大気汚染や水質汚染などの公害と、大企業がそれをわかっていながら地元自治体や有力者と繋がっていたという利権の問題も今よりずっとたくさんあったのだろうと思われます。作品の中では、そんなことも盛り込みたかったのでしょう。

しかし・・・今から見ると、あまりにもあっけに取られることが多く、たとえば主人公含む3人の男性が宝探しだといってガイガー・カウンターを持ってウラン鉱探しに行き、みつけることができて有頂天になるのですが、まず被爆を心配しませんか?そしてウラン鉱があることをまず住民に知らせて注意をうながすべきでは?ウランを掘り当てて一儲けというその感覚がよくわからないのですが、当時は希望の鉱物のようにものすごく肯定的に思われていたのでしょうか(いや、今でも決して100%悪ではまったくなく、有益貴重なものなのですが)。ろくすっぽ調査もせずに、地下水の汚染を上司の一言で見なかったことにするのも、後ですぐにばれるのに、補償などを考えると返って企業にとってマイナスになるだろうとか、唖然とすることが多すぎです。

他にも、主人公たちが飼い犬を轢いたのに、お詫びの一言もなしに走り去るのも大変違和感があります。そして犬をかわいがっていた子供が彼らを恨んで主人公たち3人のうち2人が祟り殺されたということは、犬神筋の家族は、実際に祟る能力があるということになっているのですよね。その姉も、主人公の男性に憧れていたのに親友が彼と結婚してしまった、それを恨んで妻になった親友に取りついて殺してしまうのですが、本人は邪悪でもなんでもなく、いたって誠実な普通の人に描かれている、このあたりの矛盾もなんだかよくわかりませんでした。

この映画を見る前に、原田美枝子主演の「地獄」という怪作を見たのですが、当時の傾向なのか、無理やり女性のハダカを見せようとしているように思えます。当時の男性たちはきっとうれしかったのでしょうが(笑)現在の女性の目から見たらものすごく違和感があります。「女優が体当たりの演技」というキャッチコピーがあったような気がするのですが、つまりそれは脱いでエロっぽい場面をためらいなく演じることが賞賛されたということで、大胆だとか勇気があるとか言われたのだと思います。が、当時の映画界が今よりずっと男社会で、女性がそのような扱いしかされていなかったため、女優さんたちはやむをえなくやっていたのでは?と感じてしまいます。この映画でも、お握り?で体を撫でまくる儀式が出てきて、胸がぽろりと見える場面があり、ポルノでもないのになんでこんなシーンが必要なのかと思ってしまいました。昔、リアルタイムで見ている方たちはなつかしさが先に立つと思いますが、今、初見だと、いろいろとなんだかなあという感じです。

ウィキペディアによれば、犬神が祟る方法というのは「犬を頭部のみを出して生き埋めにし、その前に食物を見せて置き、餓死しようとする時にその頸を切ると、頭部は飛んで食物に食いつき、これを焼いて骨とし、器に入れて祀る。すると永久にその人に憑き、願望を成就させる。」とありました。この映画でもこれが取り上げられていて、犬を首だけ出して生き埋めにし(実際にやっている)、首を刀でぶった切っています(もちろんフェイク)。人が犬の大群に襲われて噛み殺されるところなど、残虐シーンもあり、こういうのがダメな人はダメでしょう。ここまでやるなら、ホラー映画に徹した方がよかったと思うのですが、妙に社会的な問題を盛りすぎたため、なんだかごちゃごちゃしてしまって、見終わった後は、いったい何なんだ、これは?と唖然としてしまいました。意欲作にしたかったのは伝わってきますが・・・はっきり言って結局駄作怪作になってしまったという印象です。

主人公を演じるのは、今はごっついおじさん役が多い大和田伸也さんです。当時はさわやかな青年だったのですね。その妻役が上品で美しい女優さんで、泉じゅんという方ですが、ポルノ女優だったと知ってびっくりでした。まるで華族のお嬢様のような清純さです。俳優さんたちはみんな熱演でした。

犬神憑きという観念自体が差別に当たるということで、長い間DVDが発売されなかったそうですが、後年に坂東眞砂子さん原作で天海祐希さん主演の「狗神」も製作されていましたね。自分が生まれた所には犬神の言い伝えはないし、よく知らないのですが、興味深いのでもう少し調べてみたいと思いました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カルト特集映画本に必ず登場する1本。ついに堪能することができた。噂どおりの怪作である。すでに他のレビュアーが指摘しているように、おもちゃ箱をひっくり返したような散らかりようであるが、てんこ盛りの面白さだ。パワーがみなぎり、どのシーンもテンションが高い。大和田伸也を筆頭に、役者たちの過剰な演技は強烈。例えば、白石加代子の祈祷師。怖いと同時に笑えてくる。予測を軽く上回る展開に唖然、呆然。見所、突っ込みどころは数あれど、ポイントを2つだけ書いておく。一つ目は怖いのは犬神のたたりではなく、人間そのものだということ。差別に猛進(盲進)する村人、欲に走る地主や権力者。いつの時代でもいるぞ、こういう奴は。二つ目は、春日太一が自著の中で書いている。「本作はひたすら狂気で貫かれた日本映画斜陽期の苛立ちが生んだ怨念と闇が渦巻いた映画だ。リストラされた荒ぶる作り手たちの恨みつらみがフィルムに叩きつけられている」と。日の目を見なかった隠れた傑作。燦然と輝くカルト作。評判にいつわりなし!
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 DVD化されること、ずうーっと待っていました!なかばあきらめかけておりましたので、たいへんうれしいです。

 音楽は、「キーハンター」や「Gメン’75」の菊池俊輔氏。ドロドロした民謡調の主題や泉じゅんさんたちの水浴シーンに流れる美しいバラード調の曲を書いています。

 表記の出演者のほか、室田日出男、白石加代子、小林稔持各氏など結構な役者さんが出演しています。

 犬神の祠、犬神おとし、犬神封じ、犬神造り、憑依現象などの犬神関連の映像。当時流行のオカルト映画「キャリー」や「エクソシスト」などのオマージュと思われるシーン。ウラン公害もからめて盛り沢山、最後の最後の荼毘のシーンまで気が抜けません。特撮はいまいちなのはご愛嬌。これ1本でOKといった感じです。

 最近、自衛隊や警察のお偉いさんを演じることの多い大和田伸也氏ではありますが、泉じゅんさんの乳をなめているシーンを思い出し苦笑してしまうのは私だけ?
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オカルトブームの中2ひきめのドジョウを、探したら
情念が、ふきでたそんな作品
室田さんの犬神作りシーンは必見
麿子役の女の子は、魅力あり
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年6月21日に日本でレビュー済み
破綻の連続だが最後までだれることなく右肩上がりに盛り上がっていく。
誰に感情移入したかとか、ストーリーよりも、気が狂ったようなシーンの数々が印象に残っている。犬の群れに襲われるシーン、凄かったな。
そういう映画として、とても良かった。目の保養になった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オープニングこそ作品の出来に少し不安を抱かせるが、あとは結構楽しめた。野犬に食い殺される場面は迫力あり、泉(超セクシー)の怪演も意外と怖い。この作品が封印されていた理由はなんだろう?見ていた間に差別用語はなかったし。犬をほんとに生き埋めにしたからかな。主演の大和田伸哉のヨリ目演技はいただけませんね。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年2月23日に日本でレビュー済み
途中から真面目に見るのがバカらしくなってくるような映画だが、いろんな社会問題をぶっこんでドロドロにしたような話で、「後は観る側で考えな」という突き放した感じが伊藤俊也監督らしい。怪作の一本。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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