「Flavor Jazz ‾GIZA Jazz compilation 」の「Vol.1」と「Vol.2」を買って聞いた後、2枚の中から「自分にとって、しっくりときた女声」をピックアップして、購入しました。「いかにも日本人」という感じの歌いっぷりですが、「声そのもの」だけでなく「歌い方」も私の心には響きました。「日本人によるジャズ・ボーカル」もなかなかイケていると思います。 英語の発音ががどうの・音程やリズム感がどうにといった批判もあるでしょうが・・・ウイスキーにジャパニーズ・ウイスキーがあるように、ジャズにもジャパニーズ・ジャズがあってもイイと思っています。彼女の歌声は、ジャパニーズ・ジャズです。今後、ウイスキーの世界と同様に、「日本人によるジャズ」が世界的にも認知される事を願っています。
なんか日本人のいいジャズ盤ないかな〜とCDショップをブラっとしながら見つけたのがこのCD。まずこのジャケにクラっときたが、実際良かったのはジャケより内容の方。葉月さんの声質は太すぎずドライでハスキーな感じだからずっと聴いていても疲れない。好みが分かれるかもしれないけど、私は(ちょっと発音のクセ?のようなものが気になるので)声張りまくる曲より、06.07.09のような抑えて歌う曲の方が格段カッコよく感じる。とくに07「Ain' no sunshine」と09「Fragile」は歌も演奏もグっとくるほど渋いアレンジでハマれるJAZZです。1枚のうちヘビロテできる曲が3曲以上あれば名盤だと言う(私のような)人にとっちゃこのアルバムは間違いなく(ちょっとしたジャズバーの雰囲気ぶちかましの)名盤だと思う。