平得美帆、瑛愛によるボーカルでの最後の東京エスムジカアルバム。
前回の「Switched - On Journey」は各国にこだわりすぎるあまり、
本来の東京エスムジカ色が薄れたコラボ的作品になってしまったが、
今回の「未完成旅行記」は彼らの持ち味が押し出されており
別れを歌いながら、湿度を感じさせないカラリとした作品に仕上がっている。
こだわり続けた月シリーズ、「月だけが照らす町」はシングルカットしても
良かったのではないかと思う位の東京エスムジカらしい曲。
楽曲のクオリティは非常に高いのだが、ボリューム的に少ないのが唯一の不満。