エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版 [DVD]
フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, 色 |
コントリビュータ | 元エンロン社員:ケン・レイ(元CEO) ジェフ・スキリング(元CEO) アンディ・ファストウ(元CFO), アレックス・ギブニー |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 50 分 |
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商品の説明
商品紹介
売上高13兆円、全米第7位の巨大企業が、なぜ46日間で崩壊したのか!?
負債総額2兆円、失業者2万人。世界を震撼させた事件の全貌とは?
今世紀最大の企業スキャンダルを暴く衝撃のドキュメンタリー!!
2005年アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート
2005年インディペンデント・スピリット・アワードドキュメンタリー賞受賞
ベストセラー本「The Smartest Guys in the Room」を基に、エンロンの元社員の証言、内部資料として残された衝撃的なビデオ映像や音声テープによって、想像をはるかに超えた企業ヒエラルキーの乱用と、モラルのかけらもない企業精神の発露を暴く。その内情は恐るべきものであり、いち企業が政界や経済界を巻き込みながら急成長し、崩壊するまでの経緯と、強欲に充ちた人間ドラマを炙り出す。本年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門にもノミネートされた本作は、ライブドア問題をはじめとする企業スキャンダルによる激震が走ったばかりの日本にとっても、対岸の火事では済まされない多くの共通した問題点を見いだすことのできる必見の作品である。
Amazonより
これって日本のライブドア事件と一緒!? と思わせる、リアル感満点のドキュメンタリー。売上高で世界第16位にまでなったエネルギー卸会社「エンロン」が、突然の倒産。その裏では、何年にも渡って粉飾決算が行われ、巨大な利益を上げるため、カリフォルニアで故意に大停電を発生させるなど、信じがたい不正があったことが発覚する。内容は一見、社会派で難しそうなのだが、誰にも分かるスリリングなエンタテインメントになっており、アカデミー賞候補になったのも納得の一本だ。
巨大企業の裏側も興味深いが、本作がフォーカスを当てるのは、上層部がみせる人間の本質。道徳的にはどう考えても悪いことをしているのだが、会社の利益を落とさないという名目があるので、本人たちは一切自覚ナシ。もし自分が同じ立場になっていたら…と思わせてしまうのも、本作の怖さだ。その他、内部告発するスタッフ、解雇されて困り果てる社員など、登場するすべての人物が会社倒産までの実態をスキャンダラスに盛り上げていき、最後まで目が離せないおもしろさ。(斉藤博昭)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
- EAN : 4988102367534
- 監督 : アレックス・ギブニー
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, 色
- 時間 : 1 時間 50 分
- 発売日 : 2007/5/25
- 出演 : 元エンロン社員:ケン・レイ(元CEO) ジェフ・スキリング(元CEO) アンディ・ファストウ(元CFO)
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ジェネオン エンタテインメント
- ASIN : B000O1OBLE
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 27,494位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 164位外国のドキュメンタリー映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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エンロン事件のようなデータ捏造な話は、ビジネスの話に限らず学問の世界でもあります。例えば「論文捏造」(村松 秀)に出てきたシェーン(データ捏造の本人)とバトログ(指導者)の人間の関係性が、このエンロンの話とオーバーラップして見えました。
最後にもう一度。「Ask why ! If you "assume," you make an ASS out of U and ME(※)」(何故かを問うべし。想定すると、あなたも私も笑い物になっちゃうょ)
(※)ASSUMEはASSとUとMEで分解できることから。最近北米では良く耳にするジョーク。"Never assume, lest you make an ASS out of U and ME."とも言う。
【追記(2008/10)】現在のサブプライム問題の本質もエンロン問題と変わらないことに気付きます。(scaleが変わっただけ) 学習効果がないねぇ。> 米国の金儲け主義屋さん
映画的な面白さはありませんでした。
果たしてこれは健全なのだろうか? ワタシはずっと懐疑的に思っている
近年の日本でも空前の株取引ブームであるが、熱を上げている投資家達は機関・個人を問わず『エンロン幹部化』していると思わざるを得ない
ワタシは共産主義者ではないが、現行の行き過ぎた市場主義へは反発を覚える
『株式』の本来的な目的は、企業の業績に信頼を寄せた者が投資をすることにあり、これによって企業は利息の大きい金融機関からではない楽な資金調達が可能になる
投資をした者は、自己の信頼に足る期間は株を持ち続けることで、企業業績が上がれば取得株数に応じてその返礼を受ける
しかし、今の株式市場や金融市場の様相はあまりに『カジノ』然としている
ここに畑があり、この畑に作物を作って売れば貨幣価値で100になるとする
では『作れば100になるのだから、何も作っていない状態で100で買うか?』(土地に価格は無いものとする)
天候によっては50に目減りするかもしれないし、そもそも『作物を作ろう』といいう労働者が現れるかどうかも分からない状態で、『できれば100になる』といった『(未確定な)情報に金を出』しているのが現在の金融市場であろう
結果、売り抜けた側は作物が出来るか出来無いか結果を待たずに、労せず『100』を得る
売り抜けなかった側もしくは情報通りに進まなかった時に債権を所持していた側は、同じく何もせずに『100』を失う
両者を平均すると『0』、つまり、始めから価格設定の無い『土地』だけが残る
本作『エンロン』はコレと同じことであり、先進国の市場では似たようなことが行われている
そもそもが『0』である以上、得をする人間がいるということは損をしている人間もいる訳だ
『オレが損しなきゃ良いんだよ』
本作では、そうした利己主義者の声が響いている
蛇足
このレビュウについて『参考にならなかった』と投票しているそこのアナタ
マルクスとケインズ位の古典は読んでるんだろうね?
アメリカにおいてここまで一般市民に迷惑をかけて、
逃げ切った人々がいるというのがびっくりする。
不運の連続をあまりにも巧妙に隠した世界最大のスキャンダルです。
これが知りたくてDVDを見た。
本でも、エンロンを扱った物があったが、読むよりも見た方が手っ取り早いと思った為、まずDVDを見ることにした。
全体の印象として、「映画の予告」のように興味を持たせるような演出だと感じました。短いフレーズや、刺激的なフレーズで視聴者に興味を持たせます。ただ、エンロンと言う会社・現象の全体像を理解させる工夫は無く、予備知識が無いと何だかよく分からないと思うことがあるのではないでしょうか。これはエンロンの発生地であるアメリカと、そうではない国の差なのでしょう。当時のニュース映像と関係者への証言が主ですが、その後作ったであろう映像が何回かあります。日本では画面の右上に「再現シーン」などと表示されるような内容ですが、そのような表示はありませんでした。登場人物(証言者)も、具体的にどのようにエンロンや事件に関係していたのかも肩書きだけでは理解できない部分があります。
個人的感想は、本を読む前見る「準備段階」としての評価です。本だけでは人物のイメージが掴めず、読書中に「この人はどんな役職だったか」などとページを戻ったりすることがあると思いますが、このDVDを見ると少しは改善されるでしょう。DVDで荒く話しを知り、本で細かく事実をなぞっていくのが良いと思います。