・ 本格的な美術ファンは他の専門誌あるいは書籍を買うだろうが、少し宗教画とレオナルド・ダ・ヴィンチに興味があるという人には、この雑誌がちょうど良い。今号がでた2007年4月は、「受胎告知」が東京国立博物館で公開されるということで(前年の「ダ・ヴィンチ・コード」ブームの余熱もあった)、たくさんの雑誌がダ・ヴィンチや宗教画を取り上げていた。
・ ユリの花、マリアの服の色と手にしている本などの意味が説明されている。レオナルドの「岩窟の聖母」、「最後の晩餐」などの他の絵も解説されている。
・ エル・グレコなど他の画家の「受胎告知」が4作品掲載されている。
・ レオナルドの生涯の年表がある他、作品を保管している美術館が絵入りで解説されており、とても分かりやすい。
・ 折り込みとなっているのは、「The Life of Jesus Christ」。ボス、エルンスト、ジョットなど様々な画家の作品を使ったキリストの生涯の解説。色彩のバランスが取れた配置となっており、美しい。
・ 天使をテーマにした、現代的な絵や彫刻が取り上げられており、これも面白い。
・なお、好奇心をそそる表紙のセンスが素晴らしい。天使とマリアの姿を映さず、手だけにしておくとは!
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BRUTUS (ブルータス) 2007年 4/15号 [雑誌] 雑誌
西洋美術を100%楽しむ方法・キリストの生涯が分かると美術館は本当におもしろい!-レオナルド・ダ・ヴィンチはイエスをどう描いたのか?、もっと知りたい「受胎告知」、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は世界のどこにあるの?イエス・キリストの生涯を知って・名画を楽しむ、他/人間関係333写真:篠山紀信『蟲』-池田清彦、養老孟司、奥本大三郎/グルマン温故知新245-銀座ライス、坐来・大分
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この雑誌について
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