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子宮の記憶/ここにあなたがいる [DVD]
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フォーマット | ドルビー, 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 寺島進, 松雪泰子, 若松節朗, 野村真美, 徳井優, 田中健, 中村映里子, 柄本佑, 余貴美子, 東幹久, 野村佑香 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 55 分 |
商品の説明
■日本アカデミー5部門受賞「フラガール」の松雪泰子主演最新作!!
「フラガール」に続く主演作として選んだのは、17年前に起きた「新生児誘拐事件」というショッ
キングなストーリー。本当の「親子」、本当の「愛」とは何かを描く意欲作。親と子の関係が崩れ、
様々な問題を抱える現代社会に一石を投じる!
■「ホワイトアウト」から7年、若松節朗監督待望の最新作!
記憶に新しい「ホワイトアウト」以来の監督作品2本目
。直木賞作家・藤田宜永の原作を、人気脚本家・神山由美子が手がける!
●競演陣も熱い!
TVドラマ・映画で活躍する若手注目俳優・柄本佑(「東京タワー」(CX)「チェケラッチョ!!(06)」)
ほか、寺島進、余貴美子らのベテラン俳優が脇を固める!
[内容解説]
僕は、 ほんとうの母親 に会いに行く
ある病院で一人の新生児が連れ去られた―。
17年後、成長した少年・真人(柄本佑)は裕福な家庭で何不自由なく暮らしていたが、家族に愛される
ことなく、衝突ばかりの毎日を過ごしていた。そんな真人は自分が誘拐されていた過去を知り、その
犯人の女性が沖縄に住んでいる事を知る―。
沖縄に旅立った真人は、人里外れた海辺にある食堂で、かつて自分を誘拐した犯人、愛子(松雪泰子)
と出会う。そして、素性を隠したまま彼女の営む食堂で住み込みのアルバイトをすることに。いつも
どこか寂しげで、なかなか周囲に心を開かない愛子も、懸命に働き慕ってくる彼に次第に心を許すよ
うになるのだった。
何も知らない愛子、そして、彼女が本当の母親ではないかと考え始める真人。2人の間にはいつしか
恋人とも親子ともいえない不思議な愛情が芽生え始めるが・・・
[特殊内容/特典]
【映像特典】
●スペシャルメイキング
●完成披露試写会
●予告編
【封入物】特別ブックレット封入(8P)
【キャスト】
松雪泰子
柄本佑
野村佑香
中村映里子
寺島進
余貴美子
[収録時間]
115 分
(C)2007 「子宮の記憶/ここにあなたがいる」製作委員会
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988013309142
- 監督 : 若松節朗
- メディア形式 : ドルビー, 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 55 分
- 発売日 : 2007/6/20
- 出演 : 野村佑香, 中村映里子, 寺島進, 余貴美子, 徳井優
- 字幕: : 英語, 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 日本語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B000OIOM6G
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 132,153位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,175位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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主人公の真人は17歳の高校3年生。生後3日目に病院の新生児室から自分を誘拐した女に、40日にわたり自宅のアパートで育てられた、という過去を持っている。「半年前に離婚した前夫との間で子供ができず悩んでいた」というのが、犯人である愛子が供述した動機である。
しかし実母の愛に恵まれずに育った真人は、いつからか「“ほんとの母親”は別にいて、いつもおれのことを心配してくれてるって思う」ようになっていた。
彼女に会ってみたい――。真人が思いを行動に移したのは17歳の夏のことだ。家の中に隠されていた現金200万をバックに詰めた真人は、生まれ育った東京の自宅を飛び出す。バイクにまたがり向かう先は沖縄。自分を誘拐した“ほんとうの母親”に会うためである。
“ほんとうの母親”である愛子は、人里離れた海辺で食堂を営んでいた。運良くアルバイトとして働けることが決まった真人だったが、どこの馬の骨ともわからない若者に愛子は冷たい態度をとる。単に人見知りという感じではなく、無愛想とか素っ気ないという感じでもない。心に分厚い氷の膜が張っていて、おいそれとは入り込むことはできない雰囲気を醸し出していた。愛子をよく知る(と思われる)スナックのママの幸子いわく、「ちょっとねー、人見知りっていうかそういう人だわけよ」
しかし、時を重ねるにつれ、愛子は「良介」に心を開いていく。体調を崩し寝込んだときには、「眠るまで、そばにいてくれる?」と「良介」に甘えたり、幼くして死んだ架空の息子の話をしたりする。とともに、彼に向けるまなざしにはやわらかい光が宿りはじめる。幸子いわく、愛子は「ガード固いからね。取っ付きにくいっていうか愛し過ぎちゃうからね。ほんとは熱い人」――という感じで真人に対する愛子の態度の変化を軸として物語は進んでいく。
なお「良介」とは身元がばれないように真人が作った偽名だ。18年前、自身を誘拐した愛子が名付けたものである。
やっぱり作りものだなぁと興ざめする場面もいくつかあったが、それを補って余りあるほど本作に伏流しているテーマは魅力的で、愛子を演じる松雪泰子の存在感は絶大だ。そして主題曲であるS.E.N.S.の「Way Out」も耳に心地よく、作品に彩りを添えている。
「愛を注ぎたい」願望と「愛を注がれたい」願望は、いずれも然るべき相手に出逢えない限り、虚空をさまよいつづけることになる。愛を注ぎたい「母」と愛を注がれたい「息子」、それぞれの抱える空虚が18年の時を経て、ふたたび二人を引き寄せあう、というのが本作のあらましだ。
自分を誘拐した犯人だとわかった上で愛子のもとを訪れたことを告白したあと、「ずっと一緒にいたい。愛子さんさえよければだけど」と真人は愛子に思いを伝える。しかし愛子は「無理よそんなの。わかるでしょ」と真人の甘い幻想を打ちくだく。それがふたりにとって幸せな結末を招くはずがないことを、大人の分別をもつ愛子はわかっているからだ。
擬似親子にすぎないふたりが幻想の延長線上で交わしあう純度の高すぎる愛は、もろくはかない。それでもその一瞬の輝きは、心を覆う闇を光に変えるほどに力強く、かつて自分にもそういう愛を感じられた瞬間があったという記憶は生きる支えとなる。
その記憶こそ、本作のタイトル『子宮の記憶』の意味するところかもしれない。たとえ他人とでも、刹那的であっても、子宮にいる子と母が交わしたものに近い愛を育めたのなら、子宮にいた頃に匹敵する無条件の安心感や幸福感を味わうことができる、という暗喩ではなかろうか。松雪泰子が浅瀬の海で浮かんでいるワンシーンが原作の表紙に使われているのは、母胎を母なる地球になぞらえているからだと私は解釈している。
本作はそんな愛の物語であると同時に赦しの物語でもある。自分を訪ねてきた沙代の抱える絶望感に気づかず、気づこうともせず、安易にセックスへと流れこんだ翌日に彼女が自殺したことを知った真人は「沙代を自殺に追い込んだのはおれかもしれない」と自分を責める。そんな彼に、「そんなふうに思っちゃダメ。そんなことがなくても死ぬ人は死ぬの」とさとす愛子の口調には有無を言わさぬ迫力がそなわっている。罪を犯したことへの自責、悔悟の念に幾度となく押しつぶされそうになった彼女の過去を匂わせる、心に残る一場面であった。
ひとことで言えば、愛子をとりまく環境は複雑だ。愛子を受け容れようとせず、尖ったり反発したりするしか自分の気持ちを表現する術を持たない義理の娘・美佳、そして嫉妬深く直情的で、暴力でしか妻を繋ぎ止めることができない夫の英雄。彼らとの関係性は、周囲からはいびつに見えただろう。だが「ムショ帰りの前科者」という汚点を持ち、社会のはぐれ者となっていた自分を必要としてくれる人間の存在は、ささやかであっても生きる希望を愛子にもたらしたのかもしれない。愛子がグレている義理の娘をかばうのも、ダメ男の夫に三行半をつきつけないのも、自身の過去への負い目に紐づくやさしさなのだろう。
そんな日常にとつぜん現れた見知らぬ「真人」であり、いまだ心や身体が覚えている記憶の中の「良介」との再会を通して、愛子の心の芯に絡みついていた「誘拐した赤ん坊は自分を恨んでいるのではないか」という罪の意識はやわらかく溶かされていく。
物語の終盤、真人と抱擁を交わしたのちに別れを告げる、憑き物が落ちたかのように晴れやかでいて切ない愛子の表情は観る者の涙を誘う。ちなみに、本作の主題曲のタイトル「Way Out」には、おたがいに過去の呪縛から解かれて出口を探す、という意味がこめられているという。
真人の視点で描かれた原作の小説とは対照的に、本作は愛子の視点を中心として組み立てられている。ざっくりと言えば、原作は生々しくて現実的、本作はファンタジックで情緒的だ。沖縄の青い空と海を背景にふたりが抱擁を交わしている、DVDのジャケット写真にも採用された情景はこの作品の空気感を象徴しているかのようである。
本編での松雪泰子もさることながら、DVDの特典映像のコーナーにてメイキング映像とともに収録されている彼女のインタビューもすばらしい。ひょっとしたら、ストーリー展開や愛子のキャラクターではなく、愛子の心情を汲みとり、演技として表現しようとした松雪泰子の心のありように僕は胸を打たれていたのかもしれない。
ラストが完全に蛇足。
もともとリアリティを求めて観た訳ではないが、真人の実母が丁度良過ぎるタイミングで死んでいたり、
偶然、愛子の義娘と東京の映画館で再開するなど、全くもって悲惨なご都合主義的ストーリー展開。
また、真人が性行為に及ぶ二度のシーンの真理描写にも疑問が残る。
真人をはじめとした、作品中に登場する三人の少年少女が部分部分であまりに「歳を喰った」思考をする。
それは原作者の問題なのか、映画化の際に生じた問題なのか定かではないが、
「子供らしくない部分」に違和感を覚えたのは確かである。
一方で、愛子(松雪泰子)の真人に対する接し方や気持ちの揺れは、とても素晴らしく表現されていたと思う。松雪泰子さんの演技もさすがだった。
作品中、愛子の中での真人の存在は、他人→恋人→息子という順序で変わっていったように思う。
愛子が熱を出し、真人が添い寝する場面で、もし真人が愛子と性的関係を持とうとしたならば、
愛子は拒まなかったはずである。
この場面は、恋人なのか親子なのかという、あいまいな関係性が一気に親子関係にシフトした場面であるように思えた。
またこのことは、愛子自身が女性としても、母親としても未成熟であることのあらわれであったのかも知れない。
全体的に観れば、問題も多い作品だが、私個人としては光るものも多い作品だと感じた。
耽美な部分がとても好きである。
とになく主役の少年の演技がチープ過ぎて、その「青さ」に赤面しそうになる。。。
以外の俳優も皆オーバーアクトでなんだか学校の演劇部みたい(^_^;)
きっと監督がダメダメなんでしょう
これでOK出すなよな。。。
唯一、松雪だけは光っています
個人的に好きな顔ではありませんが切なさと哀愁と母性をうまく表現しているように思いました
日本映画嫌いな方々が「やっぱり日本映画は・・・」と言わしめてしまう要素たっぷりの映画と感じます
数シーンが点在的に記憶に残る程度なのに、酷く疲れた時、ふっと見たくなる作品。
大きな盛り上がりも盛り下がりもない淡々とした展開、全体的に静かな台詞と口調、沖縄の風景等々が、疲れた心を鎮静させてくれる気がする。
松雪さんが演じる、人生に疲れながらも淡々と懸命に生きている一人の女性。
その、細くやつれたけだるい美しさと声が、この作品そのものである気もする。
アバラが浮くほど痩せてるのが気になるが、役作りの一環なら、たいしたもの。
最後までけだるさが残るのは、やはり「数年後」以下のシーンのせい?
しかし今見ると、同じ松雪が出たドラマmotherに似てますな。誘拐、絶叫、別れ、絆、、、
ラストの「数年後」は無い方が良かったのでは?