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1963年に、レーベルをデル・トーンからキャピトルに移して発売されたアルバムです。メジャー・レーベルでの録音ということで、デル・トーンズのメンバー以外に、グレン・キャンベル、バーニー・ケッセル、レオン・ラッセル、ハル・ブレインなどといったお馴染みのセッション・ミュージシャンたちがサポートしています。さすがにメジャーでの録音だけあってデビュー盤よりも良質のサウンドで、全てトゥルー・ステレオ録音となっています。
キャピトルからの第一弾シングルとして発売された、1.「KING OF THE SURF GUITAR」にフューチャーされている女性グループのヴォーカルは、フィル・スペクターとのレコーディングで有名なダーリン・ラヴがいたブロッサムズです。この当時はデュアン・エディの「（DANCE WITH THE)GUITAR MAN」や、デュアンのギターの師匠であるアル・ケイシーの「SURFIN' HOOTENANNY」、そしてハル・ブレインの「DANCE WITH THE SURFIN' BAND」など、本来インストのバンドに、女性ヴォーカルがフューチャーされたスタイルのものが流行したようですね。
デル・トーンからのデビュー・アルバムと同様に「ホワッド・アイ・セイ」（レイ・チャールズ）や、「カンザス・シティ」（ウィルバート・ハリスン）といったR&B系のヒット曲のほかに、またもやキングストン・トリオの「グリーンバック・ダラー」なんかもやっています。ただし、この「グリーンバック・ダラー」は元曲のようなフォークではなく、完全なロックン・ロールに仕上がっていてカッコいいです。
"KING OF THE SURF GUITAR"のニックネームの面目躍如ともいえる演奏は「HAVA NAGILA」と「RIDERS IN THE SKY」の2曲。これが究極です。前者は元々はヘブライ語で歌われる民謡で、後者は「GHOST RIDERS IN THE SKY」のタイトルで非常に有名なカントリーの曲ですが、どちらも完全なサーフ・ギター・スタイルに仕上がっていて、とにかくカッコいい。「HAVA NAGILA」のほうは、1.の「KING OF THE SURF GUITAR」とのカップリングでシングル発売されました。そして、特に後者は、ディックのギターとドラムとの掛け合いがまるでバトルのようで、迫力満点の演奏となっております。
9.の「MEXICO」もミディアムで、フラメンコ・スタイルのギターが映える美しいメロディの曲で気に入っています。13〜14はボーナス・トラックで、このアルバムのために録音された曲ですが、ボツになった曲のようです。
他の国からのトップレビュー
Stauch57
Five Stars
2015年11月16日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Dimitrios Spyropoulos
excellent
2014年3月6日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
J. A. Zittel
Surf music will never die
2010年12月2日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
lighten_up_already
Yes he is!
2007年6月25日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
bILLhICKS
great Dick Dale rules got to meet him once this ...
2018年2月8日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
