第11話「そこにある現在(いま)」
願い石の奇跡を信じてもらえない歯痒さというよりも、
今まで嘘をつき続けたごまかし、逃避のツケが返ってきたように
感じさせられました。事態が事態とはいえ、現実を受け止め、
真摯な対応ができない優柔不断さはやはり大人になりきれていない象徴とも
いえるのではないでしょうか。成長とは、大人になるとは。
様々な意味で考えさせられる点がありました。
第12話「ここにいること」(終)
人と人との縁を感じさせるような温かく、丁寧な締め方に
癒されました。最後まで、からだの行動が自己中心的すぎて、
願い石の奇跡の設定が荒唐無稽だった感はありましたが
大人の意味を問うような純粋で余計な誇張の無い
清らかなファンタジーだったと思います。
隠れた秀作ってこういう作品のことを言うんでしょうね。